THEME
攻撃編1 相手のゾーンディフェンスを崩して、
得点チャンスを創造する

  自分をマークする相手を混乱させる動きが求められる

 相手がゾーンディフェンスを採用している時の、基本的攻撃戦術です。選 手全員が有機的にピッチを動きまわり、ゾーンディフェンスを混乱させてし まい、得点チャンスを創造します。
 有機的と書いたのは、Gを除いた味方のフィールド・プレーヤーがバラバ ラに動いても意味がないからです。いかにして、相手陣内に有効に使えるス ペースを作るかが課題です。Pが右に動いたら、AEはどちらに動くか、それ に連動してAD、Bはどう動くかを、日頃の練習などで決めておくべきです。 何種類かパターンを作っておいて、サインによって試合中にできるようにし ておくとムダな動きはなくなるでしょう。
 攻撃はできるだけシュートで終わるように。シュートで終わることで、相 手チームはプレッシャーを感じます。そうなると相手チームの攻めのテンポ も、味方チームの攻撃の鋭さがイメージとして残るので、遅れがちになりま す。たとえ0−0の試合展開でも、相手チームは押されていると感じ有利に 試合を運ぶことができます。

〔図−17〕

 相手チームは、2×2の四角形を形成した ゾーンディフェンスを採用しています。5を 含めるとカジンニャ(「守備編1」参照)を 採用しています。
 味方P、AD、AE、Bは早いパスまわしをし ながら、相手の守りを混乱させシュートにま でもっていくことを意図した攻めです。  ボールをキープしているBは、サイドに走 るPへパスを出します。BはPにパスをした らすぐに、相手ゴール前中央に走ります。B がトップのポジションを取るのです。
 BのポジションにはADが入ります。AEは左 サイドから味方陣方向に下がり、ピッチ中央 が開かないようにポジションを取ります。
 この動きが一斉に行なわれることで、相手 チームはかなり混乱するはずです。この混乱 を利用してシュートチャンスを作ります。可 能な限り攻める時はシュートで終わるように します。

〔図−18〕

 Pがボールをキープしています。ADはBの ポジションに入っています。ここで、BはP からパスをもらうようなフェイクをします。 これは、図のPのポジションを見てもわかる ように、Pのシュートチャンスです。
 ADのパスをもらうようなフェイクは、この Pのシュートを助ける動きです。
 Bは5を引きつけてピッチ中央に移動して います。ここでガット(「攻撃的守備}」参 照)をして左サイドに移動します。もちろん 5を引き連れてです。このBの動きによって P、ADがかなり動きやすくなります。なぜな ら、相手チームにとって危険なプレーヤーが 、Pに加えてゴール前にいるBが加わってき たことで、Bに対するケアも必要になり、そ れだけAD、Pの連携プレーがやりやすくなっ たからです。
 Bのガットは重要です。必ず5を引きつけ るようにします。

〔図−19〕

 ボールをキープしているPへの4のマーク は、ゴール近くにいることでプレッシャーが きつくなっています。Pは止むなくという感 じでゴールに背を向けて、ボールをキープし ます。
 また相手チームの他のプレーヤーは、Pが ゴールに背を向けてシュートされる危険性が 去った分だけ、ゴール前にいるBの存在が気 になっています。この時がチャンスです。
 ADがすばやくPに近寄ります。ADは3のマ ークを外すために、一瞬横に移動するように フェイントをかけ、一気にPによっていきま す。PはそのADの動きをしっかりチェックし て、素早くADにパスします。
 ADはPからのパスをシュートします。1の 位置によってシュートコースは判断します。 また、BはADのシュートのこぼれ球に対応で きるようにします。また、Pも身体を反転さ せてこぼれ球に対応します。


One Point Advice

ゾーンディフェンスを混乱させるための動 きは、プレーヤー全員の連動した素早い動き が肝心です。ゆっくりした動きは、相手チー ムの守りを強化させるだけです。
シュートチャンスの時は、ちゅうちょして はいけません。ゴールが見えたらシュート。 また、こぼれ球に対する対応は絶対に必要。 こぼれ球からの得点は相手にとってガックリ くるものです。

守備編1 守備編2 守備編3
攻撃的守備編1 攻撃的守備編2 攻撃的守備編3
攻撃編1 攻撃編2 〔図の見方〕
 
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