THEME
守備編3 リードを守るため、相手側のパスを
相手陣内に止める守備

  ボールの動きに味方全体が素早く反応しなけ ればいけない

 相手チームがボールをキープしていて、味方がリードしている状況です。 点差は1点差、2点差の僅少差で、残り時間は少なくなっています。相手に 点を献上するわけにはいけません。  相手チームの攻撃方法は中央突破を意図するものとします。この場合の基 本は、ボールをキープしている相手プレーヤーに対しては、マンマークをす るということを基本にします。守備体形は〔図−7〕でわかるように、ダイ ヤモンドの形をとっています。
 ダイヤモンド形を取ることで、相手チームのパスコースを絞り込むように します。つまり、相手チームのパスコースを、相手陣内に“できるだけ”止 めておくということです。「守備~」でも説明しましたが、相手チームが自 陣内でパスを回している間は、ゴールチャンスは生まれません。ボールをキ ープしている相手プレーヤーに対して、マンマークをするということでいえ ば積極的守備といえるでしょう。
 ダイヤモンド形守備体形の目的のひとつ、中央を閉めることで中央突破の 意図を打ち砕くことにあります。相手チームが中央突破の攻撃を採用した時 には、効果的な守備体形といえるでしょう。
 また、「守備~」で行なったボールの移動に合わせて守備体形を移動させ るということを、この守備体形でも実践します。加えて、「守備~」ではボ ールを奪いに行くということは厳禁でしたが、ここではインターセプトを狙 うという積極性があります。
 中央を閉めて、相手チームのオプションをサイドアタックに限定させる。 しかも、そのサイドアタックのためのパスを、〔図−8〕で表現している味 方陣内のスペースにパスをさせることで、インターセプトを狙う。この守備 戦術が成功すると、相手チームのダメージは大きいでしょう。リードされて いるうえに、ボールを奪われるのですから……。味方は、ボールを奪ってし まえば繙残り時間が少ないのですから繙タイプアップまでじっくり とボールを回せばいいのです。あせって相手チームが突っ込んでくれば、無 理をしない範囲でゴールを狙う手もあります。

〔図−7〕

 相手チームの3がボールをキープしていま す。Pは3をマークしています。3が4にパ スをした時、Pは3のマークからボールの動 く方向に移動します。ADは4のマークにつき ます。これは、ADが4のマークにつくことで 、4から5へのパスコースを消すためです。 ADの5をマークする位置は、4と5を結んだ 仮想のライン上とします。忘れてはいけない のは、ここで5にパスをわたされると、Bが 5をマークしているとはいえ、危機的なシー ンを迎えるということです。  AE、Bもややボールの動いた方向に移動し て、中央を閉めるようにします。また、この 時取っているダイヤモンド形は、3がボール をキープしていた時にとったダイヤモンド形 とほぼ同じ大きさとします。つまり、ボール の動きに合わせて移動したP、AD、AE、Bの それぞれの間隔は狭めたり、拡げたりしませ ん。同じ選手間の間隔を取って移動します。
 中央を閉めることで、3が中央に入り込む ことを防ぐことができます。相手チームのオ プションはサイドアタック、この場合は4の サイドからのアタックのみとなっています。 相手チームのオプションが狭まるということ は、守りやすくなったということです。

〔図−8〕

 4がボールをキープしている時、4と5を むすんだ仮想のライン上でADがマークしてい ます。4が5への決定的なパスを出すことは できません。
 また、Bも5の前に出てボールサイドに出 ています。となると、図でわかるように、4 は自分のいるサイドの相手陣内にできている スペースに、5が受け取ることを意図して、 ボールを出すのがひとつ。もうひとつは3に パスを戻すかです。3にパスを戻すことで、 残り時間を相手チームは浪費することになり ます。
 そうなると、スペースにボールを出すこと は4にとって魅力的なオプションとなります 。もちろん、このようにスペースを作ること は味方にとってわかっていることです。イン ターセプトを狙っているのですから。AD、B がこの役目を担っていますが、特にBは4の ボールと5の動き両方に注意をはらう必要が あります。5へのマークを完全に外してしま うと、味方のゴール前だけに得点されること を覚悟しなければいけなくなります。
 仮にBがインターセプトした場合、Bは5 が近くにいるのですから、素早くフリーにな っているAE、Pにパスをして態勢を整えます 。


One Point Advice

Pの動きに応じて、ダイヤモンド形を保っ てAD、AE、Bが同時にボールサイドに動くこ とが必要です。もちろんGも同じようにボー ルサイドに移動します。
2あるいは4から味方陣内のスペースに通 されパスは、Bがほとんど対応することにな ります。落ちついて集中力を切らさずに、イ ンターセプトのボールを処理するようにしま す。

守備編1 守備編2 守備編3
攻撃的守備編1 攻撃的守備編2 攻撃的守備編3
攻撃編1 攻撃編2 〔図の見方〕
 
GS Internet Club メニュー