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2009年01月23日
オリンピック開催に複雑な思い
2012年7月27日から始まることになっているロンドン・オリンピック。ロンドン開催が決定したのは2005年7月6日のことでした。その日はすべてのロンドン市民がお祭り騒ぎに酔いしれましたが、その喜びは翌日の地下鉄で起きたテロによって台なしになりました。
先週は2012年の開幕に向けて、開催決定の日から数えてちょうど折り返し地点でした。思えば、あのテロ事件はひとつの予兆だったのかもしれません。準備を進めなくてはならない現在、ロンドン・オリンピックは不吉な大会、不幸な大会という見方が広がっているからです。
世界的経済不況は英国にも大きな打撃を与えています。多くの国民が職を失い、住む家を失う状況下にある現在、人々はオリンピック開催のために税金を投入することが、果たして正しいことなのかという疑問を持っています。
オリンピック委員会は大会がもたらす利益は決して小さくないと主張しています。世界各国から何百万人という人々がロンドンを訪れるのですから、それはもちろんそうでしょう。そしてスポーツファンにとってはお金の問題だけではない、大きな楽しみと喜びを味わうことができるはずです。
しかし、英国民のすべてがスポーツファンではありません。彼らにとっては税金をたかがスポーツイベントに費やすことはムダとしか思えないのも無理もないことでしょう。
いまさら、開催を返上できるわけはありませんから、準備は進めていくしかありません。現在はオリンピック・パークをどのように印象的でセンセーショナルな場所にするかが議論されています。北京スタジアムで行なわれた雄大で美しい開会式は今でも鮮烈に思い出されます。ですが、北京に対抗するために莫大な費用をかけるのはバカげていると思います。それこそがお金のムダです。
私はロンドンという都市がもともと持っている魅力を全面に押し出していくべきだと思います。それでこそ、この都市で開催する意義があると思うのです。
投稿者 master : 12:42
2009年01月19日
ハリー・レドナップのための夜
先週の日曜日、フットボールライター協会主催のガラ・イブニング・パーティが開催されました。今回の主賓はトッテナム・ホットスパー監督ハリー・レドナップ。ポーツマス、サウサンプトン、そしてウェストハムの元監督として、大きな功績を残してきた人物です。
会場はロンドンのロイヤル・ランカスター・ホテル。フットボール・ジャーナリストに加えて、エバートン監督デイビッド・モイーズやブラックバーン監督サム・アラダイス、元選手も参加していました。ただし、この日はオールドトラフォードでマンチェスター・ユナイテッド対チェルシーの試合が行なわれたため、かなりの数のジャーナリストがパーティは欠席することになってしまいました。
このイベントは男性は正装かつ夫人同伴という、正式なパーティです。まずはシャンパンやカクテルなどのドリンクが配られ、その後ディナーになります。その間にフットボール・ジョークが得意なコメディアンのショーがあり、主賓のスピーチがあります。
レドナップはウェストハム時代、彼が獲得した外国人選手について語りました。彼らはイングランドでプレーすることにも、また生活していくことにもなかなか慣れないことが多く、監督としても苦労しましたが、その分、おかしな体験もしたようです。なかでもイタリア人選手パオロ・ディ・カニオの“ショートパンツ事件”は傑作でした。ディ・カニオは2サイズも下のショーツをはいていましたが、そのおかげで強くたくましく見えると考えていたというのです。当時はディ・カニオをセクシーだという女性ファンも少なくなかったので、彼の作戦は成功していたのかもしれません。
1966年のイングランド・ワールドカップの優勝メンバーで、決勝でハットトリックを決めたサー・ジェフ・ハーストが、ウェストハムでの同僚だったレドナップがいかに人間的に素晴らしく、そしてプレーヤーとしても偉大だったかについてスピーチし、この日試合のために参加できなかったマンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドはビデオで登場。ウェストハム・ユース時代にレドナップの指導を受けたから、今の自分がある、と感謝の言葉を述べました。
この夜はまさに「ハリーのための夜」でした。誰もがレドナップを祝福し、彼の周囲には笑顔が絶えませんでした。かつてリバプールで活躍したハリーの息子ジェイミーも父のそばにいて、とても嬉しそうに見えました(親子ふたりで私のカメラに収まってくれましたよ!)。ウェストハムファンの私にとっても本当に素晴らしい夜になりました。

投稿者 steve : 10:41
2009年01月08日
親バカな私はすっかり満足
12月20日のウェストハム対アストン・ビラに続き、私はクリスマス休暇中にふたつのフットボールの試合を観戦しました。
ひとつはチャールトンとクィーンズパーク・レンジャーズのロンドン・ダービー、もうひとつは息子が参加した「リトル・キッカー フットボール・トレーニング」です。
私の息子ルーカスは4歳半になります。このトレーニングは基本的には6歳から10歳までの子どもが毎週参加するもので、土曜日の午前中に行なわれます。
このトレーニングセッションには服装の決まりごとはなく、どの子どもも自分の好きなチームのユニホーム姿で参加します。子どもたちがどこのユニホームを着ているのかを観察するのは面白いものです。
ほとんどがマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルといったビッグクラブのユニホームを着ていますが、この日はトッテナムのシャツを着た子がひとりだけいました。時々バルセロナやレアル・マドリーを着た子もいます。しかし、いまだにミルウォール、フルアム、サウサンプトンといったビッグクラブとはいえないクラブのシャツを着た子は見たことがありません。もちろん、セルティックのシャツを着ているのはうちの息子だけでした。

トレーニングは11時半からスタートしますが、ルーカスは朝7時に目を覚ますと、もうユニホームに着替え、しっかりシャツをパンツに入れ、きちんとソックスを履いています。そして練習が始まるまでの4時間もの間、私に「フットボールに行く時間はまだ来ないの?」と尋ね続けます。
この日は非常に寒く、集合場所のホールは暖房が入っていなかったので、室内でも氷が張っていたほどです。私は息子にトラックスーツのパンツとスウェットシャツを着せましたが、トレーニングが始まる前にはシャツとショーツだけになってしまいました。息子は「だって本物のフットボール選手はシャツとショーツだけでプレーするんだもん!」と厚着を断固拒否したのです。同じトレーニングを受けている子どもの中にはコートを着たまま、プレーしている子もいたほどでしたが、本物の選手のようにシャツとショーツだけでプレーしたいといった息子はこの日2ゴールを決め、親バカな私はすっかり満足しました。
投稿者 master : 15:25
