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2008年10月10日

最下位に沈むトッテナムの誤算

トッテナム・ホットスパーの躓きは今シーズンのサプライズのひとつです。
トッテナムはビック4(マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナル、リバプール)を脅かす最有力とされていましたが、現在はリーグ最下位です。
これは1912年(奇しくもタイタニック号が沈んだ年です)以来、最悪のスタートです。

トッテナムは昨季カーリング・カップ(リーグ・カップ)で優勝して以来、低迷しています。
今夏には、他クラブがあまり大きな動きを見せない中、ハデな補強を行ないました。
その結果、多くの選手の入れ替えが行なわれましたが、これが混乱と低迷を呼んでしまったようです。

オランダ人監督マルティン・ヨルが指揮を執っていた時代、トッテナムにはイングランド代表が6名いました。
それが今ではルカ・モドリッチ(クロアチア)やジオバンニ・ドス・サントス(メキシコ)、ロマン・パブリチェンコ(ロシア)、ヴェドラン・コルルカ(クロアチア)やエウレリョ・ゴメス(ブラジル)といった外国人選手にとって代わっていますが、彼らはプレミアリーグのペースに慣れるのに苦しんでいます。

トッテナム会長ダニエル・レビーは補強策のすべてをフランス人のフットボール・ディレクター、ダミアン・コモリに任せましたが、彼は国外から選手を買いすぎたようです。
ファンの怒りの矛先はコモリに向かっており、近々辞任、あるいは解任されるのではないかと噂されています。
前監督ヨルも「低迷の原因はイングランドのクラブとしてのポリシーを捨てたからだ」と指摘しています。
成績不振でスパーズ監督を解任されたヨルは現在、ハンブルクをブンデスリーガ首位に引き上げました。なんて皮肉な話でしょう!

監督のファンデ・ラモスは極度のプレッシャーの中で戦っており、先週のハル・シティ戦でも観客からヤジられました。
昇格チームのハル・シティは4位。トッテナムより17位も上にいます。
こんな状況を誰が予想できたでしょうか?
年俸400万ポンドのラモスの契約はあと3年残っていて、解任するとなると1200万ポンド(日本円にして約24億円)を支払わなければなりません。
レビー会長はラモスを解雇したくてもできない、といわれています。

レビーは夏にたっぷり金をかけて補強し、トッテナムをチャンピオンズ・リーグへ進出させるつもりだったといわれています。
チャンピオンズ・リーグのテレビ放映料が保証されれば高い金額でクラブを売却できると考えていたのでしょう。
しかしながら、話はそううまく進まなかったというわけです。

投稿者 steve : 2008年10月10日 11:33