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2008年05月09日
4万5000人がモスクワ旅行を計画
今年のUEFAチャンピオンズ・リーグの決勝はモスクワで行なわれることが決まっており、そこでイングランドの2チームが対戦します。
マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの4万5000人ものサポーターがモスクワ旅行を計画しており、決勝はさぞや盛り上がるのではないでしょうか?
ところが、事実はそうではありません。
イングランドからモスクワへの旅は実はとても難しいのです。
ホテルは値上がりし、ノボテル(低料金で有名な大衆ホテルチェーン)でさえ1泊1200ポンド(約24万円)にもなります。
飛行機は今は最も安いので900ポンド(約18万円)です。
ポーランドやオーストリア経由であれば、もっと安価で行けるのですが、モスクワにたどり着くのに13~22時間もかかってしまいます。
さらに、ロシアに入るにはビザが必要で、発行までの時間と65ポンド程度の手数料もかかってしまいます。
しかし、これについては決勝のチケットを持っていればビザなしで入国できるという気の利いたアイデアがUEFAとロシア政府の間で取り決められました。
現在モスクワはロンドンよりも物価が高いので、何もかもが高価な旅行になってしまいます。
1999年のバルセロナで行なわれたヨーロッパチャンピオンズ・リーグ決勝に行ったマンチェスター・ユナイテッドのファンでも、
今回はチケットを手に入れながらも旅費が高すぎて行けないという人がいるのです。
こうした状況は事前に予想可能だったにも関わらず、なぜUEFAはモスクワを選んだのでしょうか?
ロシア、特にモスクワはUEFAにとって商業開拓地であるので、今回の決勝はいわば見本市なのです。
2012年に行なわれる次回のEURO(欧州選手権)はポーランドとウクライナで開催されますが、それも同じ理由です。
来年のチャンピオンズ・リーグ決勝はイタリアのローマで行なわれますが、ローマでは近年、ファンによっていろいろな問題が起こっているので、モスクワとは別の意味で開催に疑問符が付きます。しかし、開催地を決定する時に、ファンの事は考慮されないようです。
チャンピオンズ・リーグ、EURO、その他もろもろのサッカーのビッグイベントは「誰のためのイベントなのか?」、もう一度問い直すべきではないでしょうか。
投稿者 steve : 2008年05月09日 11:42

