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2008年04月17日

サー・ボビーの素晴らしき人生

先週、SOCCER EXのロンドン会議がウェンブリースタジアムで行なわれました。
SOCCER EXは世界中のサッカー関係者のためのビジネス会議であり、私にとってはとても魅力的なイベントです。
今回のオープニングセレモニーはガン手術を何度か行ない、2006年には脳腫瘍も手術したサー・ボビー・ロブソンが招かれていました。
いまだに放射線での治療を受け、ガンと闘い続けているサー・ボビーですが、体調は良さそうで、我々出席者も安心しました。
現役選手、引退した元選手やメディアなどサッカー界の誰もがサー・ボビーを愛して止みません。
なぜなら彼は本当にフットボールとそれに関わる人々に対して心優しいからです。
彼は選手としてだけでなく、監督としてもイングランド代表、イプスウィッチ・タウン、スポルティング、FCポルト、PSV、バルセロナ、ニューカッスルなどで数々の実績を残してきました。
イングランド人の監督としては異例といっていいほどの国際派で、あのブラジルのロナウドが「自分が出会ったなかで最高の指導者」と慕っていることも有名です。

彼はSOCCER EXの主催者から生涯功労賞を受賞し、1978年にとても人気があったアーセナルを倒してFAカップを優勝した時のイプスウィッチの写真を贈られました。
彼にとって最初の監督としての偉業に当たる時の写真なので、その写真を見た時の彼の顔は喜びで溢れていました。
サー・ボビーは外国人選手を入れなかった両チームについて話し始めると、周りが止めるまで熱っぽく話し続けました。
彼はイングランドのフットボールクラブに多数の外国人選手が所属する現在のトレンドについて不満はないのですが、ただ違った考えを持ってました。
1957年のフランス戦でイングランド代表デビューを果たした時を振り返りました。
彼の出場給はわずか5ポンドで、その試合がテレビ放映されても、数ポンドもらえただけだったそうです。
彼はイングランド代表監督時代のプレッシャーについても話し、ある時は彼自身が最初の7選手を選び、彼の妻であるレディ・エルジーが残りの4選手を選んだというジョークも飛ばしました。
要所々に冗談を交えて、熱心に語る、サー・ボビーの姿は現代のフットボール界が失ってしまった、この競技に対するピュアな情熱に満ちています。

彼は今では故郷のダーラムに戻り、少年時代からサポートしているチームであるニューカッスルの試合に足を運びます。
「今でも私にとって、土曜日はフットボールの日なんだ」とサー・ボビーは言います。
なんて素晴らしい人生でしょう!
70歳をすぎた老人がフットボールと人生にいまだに熱狂しているのは偉大な事です。
今回は私たちにとってすべてが貴重なレッスンになりました。
サー・ボビーと彼が教えてくれた素晴らしい人生に拍手を送りたいと思います。

投稿者 steve : 2008年04月17日 16:32

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