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2008年04月03日
地方都市で行なう代表戦の価値
先週、ヨーロッパはインターナショナルウィーク。
列強にとっては6月7日から始まるEURO2008に向けての最終調整といったところです。
私はなかでも最も注目されたビッグマッチ、スペイン対イタリアを観戦しました。
フランス対イングランドというカードもありましたが、イングランドは本選に出場しないので、やや興味が薄れたのはいうまでもありません。
両者の対戦はスペインのエルチェという町で行なわれました。
正直、マドリードかセビージャで行なわれるのだろうと思っていましたから、エルチェまでの行き方を調べなければなりませんでした。
この町はスペイン南部にあり、ロンドンからアリカンテまで飛行機で行き、そこからタクシーで10分ほどでスタジアムに着く事がわかりました。
エルチェのチームはスペインリーグ2部ですから、チャンピオンズ・リーグやUEFAカップとも縁がなく、ここで開催されたフットボールのビッグマッチは1982年のスペイン・ワールドカップが最後でしょう。
ただし、この大会のことは覚えていますが、この町のことは少しも記憶に残っていませんでした。
スタジアムの名前はマヌエル・マルティネス・ヴァレロ(Manuel Martinez Valero)試合は親善試合で、スペインが1-0でイタリアに勝利
スタジアムは海のすぐそばにあり、イングランドと違ってとても暖かいです。
しかし、常に強い風が吹き付けて、砂地の駐車場は砂が渦巻いていました。
試合開始の夜10時には古いカウボーイ映画のような砂風がより強くなってました。
私たちは日中のうちにスタジアムへ入り、クラブショップなども見学しました。
イングランドの有名クラブと比べるととても小規模でしたが、そこで扱っているグッズは、すべてがアディダスやナイキといったブランドとは限らない新鮮さ、より人間味あふれるものでした。
スタジアム内に商用スペースがあるのですが、それらはお店ではなく、バーやナイトクラブでした。
こうした施設からの賃貸料もエルチェCFにとっては重要な収入源なのでしょう。
ここの観客はとてもにぎやかで献身的でした。
それはいつも世界レベルのサッカーを見る事ができないことも影響していると思います。
フェルナンド・トーレスやセスク・ファブレガスやワールドカップで優勝したイタリア代表を間近にすることは彼らにとっては完全な非日常、記念すべき機会でしょう。
12歳のボールボーイがボールをイタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンに渡すのを拒んだのはとても面白かったです。
彼はきっとスペイン代表選手に渡したかったのでしょうね!
今回のような試合を、有名スタジアムとはいえないところで開催するのはとても良いアイデアだと思います。
私も子どもの頃、ワールドカップやEUROの予選のイングランド対スコットランドの試合は全部覚えています。
これは国全体にとっての大きな関心事ですから、どんな場所で行なわれようと、ファンは足を運びますし、テレビでも全国に放送されます。
その町をアピールすることにもひと役買うことになりますから、一石二鳥のアイデアですね。
イングランド代表の試合はウェンブリーでしか行なわれません。
それはスタジアム建設費を回収するためであり、プリマスやプレストン、ハルのサッカーファンにとっては非常な損失といえます。
地方都市は代表戦を行なう機会を失ったうえ、ウェンブリーへ行かない限り代表戦を見ることもできないのです。
このスタジアムは39000人収容で、もしサンチャゴ・ベルナベウでこの試合が行なわれていたら、これの2倍以上多くのファンが来るでしょう。
しかし、1回の試合の入場料収入よりも、地方都市に住むファンに貴重な代表戦を見る機会を提供するほうが、ずっと価値のある投資だと思います。
試合はスペインがダビド・ビジャの衝撃的なゴールの1-0でスペインが勝利しました。
フェルナンド・トーレスはとてもシャープでした。
スペインはワールドカップ王者のイタリアを倒したことで、エルチェの人々に大きな幸福感と一生の記念になる思い出を与えたことでしょう。
投稿者 steve : 2008年04月03日 15:58


スタジアムの名前はマヌエル・マルティネス・ヴァレロ(Manuel Martinez Valero)試合は親善試合で、スペインが1-0でイタリアに勝利