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2008年03月29日
「グランドスラム」トップ4同士の対戦
先週の日曜日は、プレミアリーグのトップ4同士の対戦がありました。
英国では「グランドスラム」と呼ばれています。
マンチェスター・ユナイテッドはリバプールを倒し、チェルシーはアーセナルを倒しました。
この試合がプレミアリーグの優勝の行方に大きな影響を及ぼすのは間違いありません。
マンチェスター・Uが3-0でリバプールに勝利したことは、リバプールのリーグ制覇はまだまだ長い道のりであるという事実を物語っていました。
マンチェスター・Uは最も近いライバル、チェルシーに対して5ポイントの差をつけ、この日の会心の勝利は、やはり彼らが王座に一番近いチームであることを証明しました。
アーセナルはマンチェスター・Uと6ポイントの差があります。
これはアーセン・ヴェンゲルが監督に就任してから、最悪の成績となっています。
ここ8試合中、唯一の勝利がサンシーロで行なわれたチャンピオンズ・リーグのミラン戦だけで、国内では勝てないでいます。
アーセナルが独力で優勝するのは難しくなってきました。
しかしながら、彼らが4月13日にオールド・トラフォードで勝利できたら、また情勢は変わることになるでしょう。
アーセナルがプレミアリーグのタイトルを得るための最大の難関はこの試合になるはずです。
マンチェスター・Uにとっては王座を確定するための重要な試合になります。
そしてマンチェスター・Uは4月26日にスタンフォード・ブリッジでチェルシーと対戦しなければなりません。
クラウディオ・ラニエリが監督だった時から、チェルシーはホームで負けませんでした。
これらはマンチェスター・Uにとっての2つのハードルです、しかし、彼らの強みは勝ち点差だけでなく、得失点差で大きなアドバンテージを持つことです。
チェルシーはホームゲームがあと4試合あり、ホームで強い彼らにとってはこのことは大きなアドバンテージになり得ます。
しかし、絶好調のマンチェスター・Uを倒すことは、そこがスタンフォード・ブリッジであっても、至難の業なのは確かです。
タイトルの行方を決めるこの試合が、強豪同士のプライドを賭けた、見ごたえのあるものになるのを願って止みません。
2008年03月19日
スペイン人はリバプールが2番目に好き
それほど古い話ではありませんが、スペイン人選手は、あまり国外でプレーすることはありませんでした。
彼らは海外へ行きたいという希望を語ることも、そんなそぶりを見せることもありませんでした。
自国のクラブでプレーすることに十分満足しているようでした。
スペイン人選手がイングランドでプレーした例自体が少なく、ましてや成功例などはほとんどありませんでした。
ところが今では、13人のスペイン人選手と2人のスペイン人監督がプレミアリーグにいます。
10年前からは想像もつかないことです。
ラファ・ベニテス監督率いるリバプールはプレミアリーグで最もスペインの影響を受けているクラブです。
スペインでは多くの人がリバプールを2番目に好きなチームとして応援しています。
スペインではプレミアリーグの放映権が衛星有料チャンネルから無料放送に移り、プレミアリーグを見る人が増えているそうですから、今後はますますスペインでのリバプール人気が上がっていくことでしょう。
チャンピオンズ・リーグの組み合わせ抽選が先週の金曜日に行なわれ、リバプールとアーセナルが対戦することになりました。
両チームを牽引する選手はフェルナンド・トーレスとセスク・ファブレガスの若きスペイン代表です。
トーレスは1995-96シーズンのロビー・ファウラー以来となる、リバプールで20ゴール以上あげた選手で、ファブレガスは数週間前にサンシーロ・スタジアムでACミランを倒した原動力となっています。
彼らに共通するのはとても若いこと。
過去に外国人選手がイングランドに来るのは選手生活の晩年になってからでした。
この2選手は今イングランドでキャリアを積み上げている段階です。
特に16歳からアーセナルでプレーしているセスクは「スペインで生まれ、イングランドで育った選手」です。
こうした才能ある外国からのヤングタレントの成長を見ることも、今のプレミアリーグの大きな楽しみのひとつと言っていいでしょう。
2008年03月14日
歴史に残る!?今年のFAカップ決勝
先週、FAカップの準々決勝が行なわれましたが、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがそろって敗退するなど、誰が予想していたでしょうか。
これはFAカップにおいて大きな出来事でした。
私は決勝戦で両者が対戦することを望んでいましたが、この意外な結果は強いチームでも負けてしまう事があるという事を証明しています。
昨年の決勝戦は両チームの対戦でしたが、正直とても退屈な内容でしたし、FAカップ自体を盛り上げるためには、勝ち残って当然な強豪チームよりも、意外なチームが残るほうがいいのかもしれません。
今年の準決勝はウェンブリー・スタジアムで行なわれます。
ポーツマスはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)と対戦し、カーディフ・シティはバーンズリーと対戦します。
ウェンブリーでは通常、決勝戦しか行なわないので、準決勝もウェンブリーで開催されることを私は残念に思います。
こうしたやり方はウェンブリーの貴重さが失われることにつながるでしょう。
しかしながら、ウェンブリーを新築するために莫大な金額が使われたので、FAはこの建設費を補うためにもより多くの試合を開催せねばなりません。
そうした事情は理解できないわけではありませんが、やはり準決勝はエミレーツ・スタジアムでポーツマスとWBAが対戦し、オールド・トラフォードでカーディフとバーンズリーが対戦すれば良かったのではないでしょうか。
準決勝の抽選結果を最も喜んだのはルーク・スティールでしょう。
私が以前ここで書いたように、彼はWBAからバーンズリーへレンタル移籍しているので、もしもバーンズリーとWBAが対戦することになっていたら、彼は出場できなかったかもしれません。
今回のように、プレミアシップ以外のチームがFAカップ決勝に進出するようになれば、競争意識が高まりますし、より多くのサッカーファンの関心を得られるでしょう。
そして、マンチェスター・Uもチェルシーもアーセナルもリバプールもいない、今年のFAカップ決勝は歴史に残るものになるのは間違いありません。
2008年03月06日
ライカールトがチェルシー監督就任!?
2007年9月にジョゼ・モウリーニョがチェルシーを去った時、チェルシーファンは非常に落胆しました。
この若き名将によってチェルシーはプレミアリーグをはじめ、数々のタイトルを手にしたのですから、ファンの悲しみは当然のことでした。
後任としてアブラム・グラントがやって来ました。
グラントは就任当初はよくやっていました。
カーリングカップ決勝、ウェンブリースタジアムでトッテナムに敗れるまでの37試合で3敗しかしていなかったのですから、モウリーニョの信奉者たちも、じっと静観していました。
しかし、グラント監督が早くから成功できたのは、彼が非常に良いポジションでモウリーニョの仕事を受け継いだからだと私は思います。
1月には多くの主力選手のケガに加えて、ディディエ・ドログバやマイケル・エッシェンらがアフリカ・ネーションズ・カップのためにチームを離れました。
スター集団のチェルシーの場合、やりくりが大変というより、全員が出場したいと願っている、豪華な控え選手たちをどうコントロールするかがポイント。
そして残念ながら、グラントはこのコントロールに失敗したといっていいようです。
カーリングカップ決勝で先発から外されたジョー・コール、アレックス、ミヒャエル・バラック、クロード・マケレレらはいずれも退団をほのめかしているといわれています。
そしてドログバとシェフチェンコも来夏にはスタンフォード・ブリッジを去ると噂されています。
グラント監督はチェルシーの主力選手たちから嫌われているといわれています。
監督をかばう発言をしているのはキャプテンのジョン・テリーだけで、トッテナム戦後に監督と握手を交わしたのも彼ぐらいでした。
カーリングカップの失敗と呼応するように、モウリーニョがドログバ、ランパード、エッシェン、リカルド・カルバニョを連れてフランク・ライカールトの後任としてバルセロナの監督に就任するという噂が出てきています。
グラント監督は今シーズンいっぱいまでの契約で、来シーズンはふたりのオランダ人、ライカールトかフース・ヒディンクのどちらかが来るのではないかと考えられています。
今週、英国ではライカールトのチェルシー監督就任の可能性が大きく報じられました。
チャンピオンズ・リーグのオリンピアコス戦を前に、グラント監督にはますます大きなプレッシャーがのしかかっているようです。

