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2007年11月08日

ケガの功名!? 伝説のゲーム復活か

あと2週間ほどでEURO2008の出場国が決まりますが、今回の大会、英国からは1か国も出場しない可能性があります。

本大会に出場できない場合、Football Association(イングランド・サッカー協会)の支出は約1000万ポンド(約25億円)だそうですが、イギリス国内で約10億ポンド(約2500億円)の経済損失になると予想されているのです。とても信じられないでしょうが、ワールドカップやチャンピオンズ・リーグの時はいつでも、サッカーファンだけでなく、多くのイギリス国民が試合にかこつけて、ホームパーティを開きます。そのためアルコールと食物の売上が非常に多くなるのです。

大会を開催するスイスとオーストリアにとっても、つねにサポーターが大挙して押し寄せる、イングランドやスコットランドが本大会に出られないのは経済的にかなりの打撃になるといわれています。今年行なわれたラグビーのワールドカップは予想を上回る収益をあげましたが、それもイングランド代表チームが決勝まで残ったおかげと言われてます。それがすべてではありませんが、英国人が消費するビールの量だけでも、とんでもない金額になるのは間違いないですからね。

英国4チームが、すべて出場できない場合はこの2500億円の損失と英国サッカーファンの欲求不満を解消するために、1984年まで行なわれていた「ホーム・インターナショナル・トーナメント(Home International tournament)」が復活すると言われています。

これは19世紀に始まったイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4チームによるトーナメント戦で、1960年代から70年代にかけてはとても人気があったのです。その当時、4チームの力はもっと拮抗していましたし、当時のイングランド・リーグで活躍する選手のほとんどはイギリス人でしたから、4つの代表チームはスターぞろいだったのです。「ブリティッシュ・トーナメント」とも呼ばれ、夏の間に開催され、選手やファンにとって非常に重要なトーナメントとみなされていました。

ですが、残念なことに、試合の過密スケジュールとサポーター間のトラブルにより、ホーム・インターナショナル・トーナメントはその役目を終えました。

このトーナメントのなかでも、イングランドとスコットランドの対戦は伝統の一戦で、試合のチケットは売り切れ、つねに満員の観衆の前で行なわれました。私は子どもの頃、何度もスコットランドを応援しにウェンブリー・スタジアムへ行きましたが、信じられないことにスコットランドのホームゲームのようになるのです。どんな方法を使ったのかは分かりませんが、スコットランドのサポーターはウェンブリーでの試合の大部分のチケットを得ていました。そして、その結果、イングランドがアウェーチームのようになってしまいました。もちろん、これはチケット配分やファンクラブを通じての販売が行なわれる以前の話です。

もし、来年この大会が行なわれるのならば、アイルランドも参加する可能性が高いようです。しかしクラブ側としては、せっかくのオフに選手たちが身体を休めもせずに、この大会に出ることを好ましくは思わないでしょう。しかし、サポーターにとっては面白い試みですし、英国内のサポーターはEURO2008よりも、この大会のほうに注目するのではと私は思います。

投稿者 steve : 2007年11月08日 12:14

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