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2007年11月02日

サッカーではないフットボールを観戦

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先週の日曜日、私はフットボールを観戦しに新しいウェンブリースタジアムへ行きました。フットボールとは言っても、サッカーではなく、アメリカン・フットボール(NFL)のことです。

この試合はプレシーズンマッチでもエキシビジョンマッチでもありません。NFLの公式戦なのです。NFLのレギュラーシーズンが北米以外で行なわれるのは初の試みでしたので、マイアミ・ドルフィンズとニューヨーク・ジャイアンツの両チームにとっては記念すべき試合になったことでしょう。

ただしドルフィンズは現在成績不振、ジャイアンツのプレーもエキサイティングではなかったので、正直、退屈な試合でした。しかし、ファンはそれなりに楽しんでいたようです。

チェルシーのジョン・テリーは試合前のアナウンスで紹介されましたが、前回のNBAのロンドンゲームでのディディエ・ドログバと同じように、観衆から大ブーイングを浴びました。

イギリスのメディアはドルフィンズの美しいチアリーダーたちばかりに集中してしまい、さらに裸の男が乱入するという騒ぎも起こりました。ただ、NFL選手が誰も彼にタックルしなかったのは、乱入男にとっては幸運だったと思います。

イギリス国内のメディアはNFLやNBAをよく知らないので、NFLやNBAに懐疑的です。その結果、メディアは正しい報道もしていないのです。

この試合には50万人がチケットを申し込み、9万枚のチケットは完売でした。この結果からすれば、NFLがアメリカ以外の国でも興味を惹きつけることは可能だと言えるでしょう。

MLBやNBA、NHLなどの他のスポーツと比べて、NFLはシーズン中に16試合しかなく、しかも試合は週に1試合しかありません。これは彼らが長距離の移動も可能であることを意味しています。外国でレギュラーシーズンの試合を組むことでNFLは新たな活路を見出すかもしれません。

逆に、プレミアリーグはどうでしょう? グローバル化を図る人々にとっては、今回のNFLと同じように、国外でのプレミアリーグ公式戦の開催はかなり具体的な目標になっています。アメリカ、アジア、中東などでのプレシーズンマッチはすっかり定着していますが、公式戦を行なうことはまったく違う意味を持っています。

たとえばマンチェエスター・ユナイテッドがリバプールとニューヨークで対戦し、チェルシー対アーセナルを東京で行なう……これは広告主やテレビ会社からすればとても魅力的なイベントですし、それを生で観戦するイギリス以外の国のファンはいわゆる“ガチンコ勝負”を目にすることができます。スター選手が試合が始まって早々に交代したり、モチベーションがあがらないエキシビジョンマッチには、日本の皆さんも少々うんざりしていると聞いています。ファンは誰だって真剣勝負が観たいものですよね。

しかし、海外で試合を行なうということはホームタウンのファンから、彼らの観戦機会を奪ってしまうことになります。そして選手たちは移動により、多くの疲労や負担がかかるのも事実です。良いことばかりとは言えないでしょう。しかし、ご承知のとおり、サッカーの方向性を決めるのはファンではなく、スポンサーやテレビ局なのです。いまよりも、多くのマネーが動くとなれば、海外公式戦は、その実現に向けて大きく動くことになるでしょう。

投稿者 steve : 2007年11月02日 10:40

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