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2007年06月08日
大歓迎されるベッカムですが……
先週、メディアを騒がせるのに十分なニュースがありました。といっても英国王室のお家騒動などではなく、デイビッド・ベッカムのイングランド代表復帰です。いまのイングランドの様子を見ていると、彼は王室並みに国民やメディアへの影響力を持った選手だと思わずにはいられません。
ベッカムはドイツ・ワールドカップで低パフォーマンスに終始したことも関係し、同大会後に代表監督に就任したスティーブ・マクラーレンの最初の仕事は、このスターを代表メンバーから外すことになりました。しかし、その後の人選が適当でなかったのか、ベッカムのいないイングランド代表は苦戦を続け、代表バッシングは日に日に強くなりました。
苦境に立たされるなか、6月1日のブラジル戦にベッカムが代表に呼ばれたため、メディアやファンは救世主を迎えるがごとく歓迎したのです。少なくとも、いまの代表にベッカムが必要だと誰もが理解しているように見えます。これまでのイングランドに欠けていたものをもたらしてくれると信じていたからです。それは、イングランド・ファンがフットボールに強く求める「戦う姿勢、情熱」であり、スター気取りでプレーするのではなく、他の選手も彼のようなスタンスで望むべきでしょう。
ベッカムの復帰と活躍に喜んだのはファンだけではありません。紙面を構成する格好の材料を得たメディアもベッカム大歓迎の様子を見せています。彼が代表でプレーし続ければ、毎回取り上げることができるし、ベッカムの特集ページ数も増やせます。
ブラジル戦の引き分け、EURO予選のエストニア戦の勝利に貢献したベッカムは、不振で緊張が続いていた代表選手、そしてマクラーレン監督のプレッシャーを取り除いてくれました。その功績は大きいのですが、ベッカムがまた不調に陥り、代表、そしてベッカム本人へのバッシングが始まるのも、そう遠い日ではないようが気がします。
投稿者 steve : 2007年06月08日 15:54

