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2007年05月25日

生まれ変わったウェンブリー

 5月19日、FAカップ決勝が行なわれ、延長戦の末、チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利しました。決勝会場は新ウェンブリー・スタジアムです。1923年に開場し、老朽化のため2000年に閉鎖、再建作業のため、FAカップ決勝がウェンブリーで開催されたのは7年ぶりになりました。

steve070525.jpg2006年3月完成の予定だったが、今年3月に改修工事が完了。スタジアム建設費は世界で最高額と言われる。2012年ロンドン五輪でもサッカーなどで使用される予定だ。

 新ウェンブリーの建設費は7億5700万ポンド(約1817億円)と、旧ウェンブリーと変わった点が多くあります。スタジアムの屋根の上には高さ133㍍、幅315㍍のアーチが架かっています。写真のとおり、旧ウェンブリーとはまったく異なるデザインです。以前のウェンブリーは不便な点もあり、1万6000もの席の前に柱が立っていたため、観客の視界が邪魔されていました。いまでは観客の視界は確保されており、「ウェンブリー・ウェーブ」と呼ばれている応援方法が見られます。旧ウェンブリーでは視界確保のため、ファンが立つことはあったのですが、いまではウェーブのために立つことになっていますね。

 また、新ウェンブリーの観客席は3層に分かれています。中央の階層は法人、団体の観客向けのものですが、試合中でさえ試合よりも飲食に夢中になっているので、サポーターが座る最下層と最上層のスタンドとは異質で、スタジアムの雰囲気をちょっと変えてしまっています。

 旧ウェンブリーでもあったロイヤル・ボックスは健在で、ここで優勝チームがトロフィーを掲げるのですが、階段の段数が39から107に増えています。

 スタジアムは美しくなり、観客ひとり当たりのスペースは増え、環境は改善されましたが、私にはさほど魅力的に映りません。これらはお金の力で実現したもの。歴史ある旧ウェンブリーの雰囲気が恋しいです。


投稿者 steve : 17:31 | コメント (0)

2007年05月18日

残留争いとその後の争い

 プレミアリーグが閉幕した先週末まで、3つのチームが最後まで残留争いを繰り広げていました。結論から言うと、ウェストハム(15位)、フルアム(16位)、ウィガン(17位)が残留を決めることに成功し、シェフィールド・ユナイテッドがチャンピオンシップに降格。チャールトン(19位)、ワトフォード(20位)はリーグ最終日を待たずに降格が決定していました。

 リーグ最終日、ウェストハムは敵地でマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利を収めましたが、リーグ閉幕までの7試合連続勝利は7得点を挙げたカルロス・テベスによって、もたらされたと言っても過言ではありません。この15位と降格ゾーンの差で、150万(約4億円)ポンドも収益に差が出ます。さらに、引き続きプレミアリーグで戦うことで、新シーズンには3500万ポンド(約84億円)も手にすることができるのです。

 ウェストハムは、昨夏のテベスとハビエル・マスチェラーノ獲得が規律違反であったという理由で、プレミアリーグから罰金を科されました。しかし、下位チーム、そして多くのサッカーファンはウェストハムには罰金ではなく、勝ち点減点処分を課し、降格させるべきだという意見があります。しかし、プレミアリーグがすでに処分を科しているので、処分が覆ることはないでしょう。

 もしかしたら、非難すべきはリバプールなのかしれません。5月5日のフルアム戦で、チャンピオンズリーグを戦った選手のうち、9名もメンバーを代え、敗北を喫したからです。もし、フルアムが勝ち点3を獲得していなければ降格していたでしょう。

投稿者 steve : 19:06 | コメント (0)

2007年05月11日

嫌われ者は残留できるか?

 マンチェスター・ユナイテッドの優勝が決まり、プレミアリーグも今週末で閉幕しますが、まだ残留争いが繰り広げられています。来シーズンからプレミアリーグの放映権が2倍になるため、下位チームにとって残留はより重要度を増します。

 私はウェストハム、そして親がチャールトンのサポーターなので、先週末は両チームの試合観戦に行きましたが、対照的な結果になりました。

 チャールトンはトッテナムと対戦し、チャンピオンシップに降格が決まりました。チャールトン・ファンは、監督の交代と低パフォーマンスが降格の原因だと考えています。しかしながら、彼らがチームを刷新し、ユース選手の新しい血を入れることで、チーム強化ができるのはないかと思います。

 一方、ウェストハムはここ2か月で6勝2敗と驚くほどの好調ぶりをキープしています。先週末はボルトン相手に、カルロス・テベスが2ゴールをあげる活躍を見せ、3-1で勝利を収めました。しかし、オールド・トラフォードでマンUとの対戦が残っており、何とかドロー以上の成績を収めて残留を確定させたいところです。

 そのウェストハムとテベスは騒動の渦中にあります。昨夏のテベス移籍は法律違反であり、プレミアリーグは勝ち点を剥奪すべき、と下位チームはウェストハムを訴えると脅しています。もし、勝ち点剥奪が決定すれば降格は免れません。

 また、ウィガンも残留争いに加わっており、シェフィールド・ユナイテッドとのカードが残されています。もし、ウェストムが敗れればウィガンは1-0の勝利で残留決定となりますが、それを簡単にやってのけるかもしれません。なぜなら、プレミアリーグのルールを破ったウェストハムの降格を、ウィガンやシェフィールド・U、その他の下位チームも望んでいるからです。

 とにかく、ウェストハム戦でサー・アレックス・ファーガソン監督がFAカップ決勝に備えて、何人かの主力選手を休ませることを願っています!!

投稿者 steve : 13:49 | コメント (0)

2007年05月07日

アーセナルの大きすぎる損失「超重要人物の辞任」

steve070507.jpg

 アーセナルが今シーズン逃したのはチャンピオンズ・リーグとプレミアリーグのタイトルだけではありません。副会長のデイビッド・デインまでも手放してしまったのです。

 米国人の大富豪スタン・クロエンケによるアーセナル買収を巡って、デインには他の役員たちと「妥協できないほどの考えの相違」が存在しました。デインがクロエンケによるクラブ買収に賛成したために追われたのですが、アーセナルはサッカー界で影響力を放つ貴重な人材を失ってしまいました。

 デインのアーセナルでの役割はあまりにも重要でした。全選手と代理人とのネゴシエーション、そしてFA、UEFA、FIFA、G14でアーセナルの強い存在感を維持することでした。選手との関係も親密で、彼の息子がティエリ・アンリの結婚式でベストマン(花婿の付き添い人で、英国の結婚式で重要な役割を担う。兄弟か最も親密な友人が務める)に指名されたほどです。それに、アーセン・ヴェンゲル監督を招聘したのもデインであり、このフランス人指揮官と友人関係にありますが、デインの辞任により、来シーズンで契約満了のヴェンゲルをクラブに留める材料がなくなってしまったのです。

 クロエンケはアーセナルの株式を12.2%、デインは14.6%を所有しており、このふたりが大株主になっています。デインはアーセナルの熱烈なファンでもあり、ファンとの関係もあるので、クラブに対していまだに大きな影響力を持っているのです。

 スタン・クロエンケとともに、デインがアーセナルに戻る可能性は否定できません。副会長以上のポスト、つまり会長に就き、クラブの増収を図り、チーム強化に成功すればアーセナルがヨーロッパのトップに立てる日が近づきます。

投稿者 steve : 18:55 | コメント (0)