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2007年03月30日

ファンの誰もがモウリーニョ好き!?

 3月24日にイスラエルと対戦し、スコアレスドローに終わったイングランド。この一戦で戦犯扱いされたのがスティーブ・マクラーレン監督でした。一方、Aマッチデーを終え、3月31日に再開されるプレミアリーグで注目を浴びているのはジョゼ・モウリーニョ監督です。このふたりの指揮官の違いは何でしょうか?

 イングランド現代表監督は大きな決断ができない人物であり、逆にチェルシー監督は大きな決断を好む人物です。ロンドンのフットボールファンには、このポルトガル人指揮官を好む人もいれば、嫌っている人もいます。

 メディアはモウリーニョに対して好意的です。なぜならば、彼は遠慮なく話してくれるので、取材対象として退屈することがないからです。

mourinho.jpgスポルティング、バルセロナ、ポルトなどでの通訳、コーチ、監督の経験を経て、チェルシーで黄金時代を築くモウリーニョ。ビッグマウスで知られるが、独自の理論と結果で周囲を納得させる

 またチェルシーファンも、気取っていて、横柄で、かつ自信に満ちあふれるモウリーニョを支持しています。なぜなら、彼のその姿勢が典型的なチェルシーファンとそっくりだからです。ロマン・アブラモビッチ会長の資金力も手伝い、モウリーニョ入団で、これまでトップ6のチームだったチェルシーが、どのコンペティションでも優勝候補に挙げられるようになりました。

 モウリーニョは、ロンドンのファンにとって「チェルシーの時代」を象徴する人物です。だからこそ、他のチームのファンは彼を嫌っているのです。英国人の典型的な特徴は、人の成功を妬み、それを批判することですから、それも当然かもしれません。

 しかしながら、彼らは心の底ではモウリーニョが優れた指導者であることを認めていますし、自分のチームの監督になってほしいとも願っているのです。ただ、資金力が乏しいクラブでどれだけ結果を残せるのか、という疑問が残るのも事実です。

 プレミアリーグに彼が参戦してから、リーグの勢力図は大きく変わりました。モウリーニョはサー・アレックス・ファーガソンに正面から挑み、いまだ大先輩にリーグタイトルを譲っていません。だからこそ、現在リーグで首位を走るマンチェスター・ユナイテッドをモウリーニョ率いるチェルシーがどう追撃するのか興味深いのです。

投稿者 steve : 17:03 | コメント (0)

2007年03月23日

ジェラードとランパードの共存

 今週は国際Aマッチデーで、EURO予選が控えています。私はスコットランド・ファンなので、最近イングランド代表がパフォーマンスを落としていることを気にしていませんが、驚くべきことにイングランド・ファンの関心も薄くなっているのです。過去のEUROやワールドカップで、ファンは大きな期待を抱いていたものの、イングランド代表に裏切られてきました。メジャー大会の優勝は、66年ワールドカップ以来ありませんから、ファンは辛い思いをしているのです。

 スベン・ゴラン・エリクソン前監督が去り、イタリアのような強豪と対戦することのないEURO予選の組合せが決まった時点で、ファンは喜んだものの、その後、スティーブ・マクラーレン新監督がファンを元気づけることができていません。

 同じ課題も、エリクソン時代から続いています。タイプが似るMFスティーブン・ジェラードとフランク・ランパードの起用法をめぐる議論は止まず、今日に至っています。シーズン開幕当初、ランパードは調子を落としていたので、同時起用について考える必要性はありませんでしたが、今週末に控えるイスラエル戦は違います。ふたりともコンディションは上々です。

gerrard.jpglampard.jpg
プレースタイルが似たふたりの中盤選手、ジェラード(写真左)とランパード(写真右)をどう使い分け、結果を残すのか。マクラーレン監督の手腕が問われる。

 右SBガリー・ネビルが負傷したので、ジェラードをディフェンスとして起用するのも一計でしょう。ブラジル代表のカフーのように、サイドを駆け上がっての正確なクロスが期待できます。守備面で課題を残しますが、こういった起用法ならばランパードとの共存も可能です。

 もし、マクラーレンがジェラードかランパードをベンチに追いやれば、メディアから激しいバッシングを受けるでしょう。成績不振のいまも、批判されているのですから、彼ら代表の顔を外せば、そのポストすら危ぶまれるかもしれません。

 イスラエル戦が難しい一戦になる、と見られているのは本当に驚くべきことですが、私個人のことを話せば、代表よりもクラブ優先です。代表戦が続くため、3月31日までプレミアリーグがないので、リーグ再開を楽しみにしています!!

投稿者 steve : 12:10 | コメント (0)

2007年03月16日

ミラノとロンドンの違いとは?

 先週日曜日、ミラノ・ダービーに行き、イングランドとの違いをいくつか発見したので、それをお伝えします。

 まず、お互いのサポーターがロンドン・ダービーを戦うウェストハムとトッテナムほど憎しみ合っていないことが挙げられます。
ミランのFWロナウドがゴールを決めた時、喜んでいるインテルファンがいたのですが、相手選手を賞賛することはイングランドではあり得ません。

San Siro I.jpg San Siro Fans Banners.jpg

 物価にも違いが見られます。
マッチプログラムは、ミラノで1ポンド35セント、ロンドンだと3ポント50セントです。
コーヒー一杯がミラノでは75セント、ロンドンは2ポンドと、ミラノはロンドンよりも物価が安いです。
グッズもミラノのほうが安かったですね。

San Siro Food Woman With Baps.jpg San Siro Outside Merchandise.jpg

 また、イタリアではベンチでも喫煙することができるようですが、英国では試合中の喫煙は禁じられています。
さらに言えば、グラスゴーだと、バー、レストラン、スタジアム内などでも禁煙。
ミランがチャンピオンズ・リーグでセルチックと戦うために敵地に乗り込んだ時、カルロ・アンチェロッティ監督がベンチでタバコを吸い始めると、警官が彼に逮捕すると脅したほど厳しいのです。

 ミラノと英国では多くの違いが見られますが、ミラノには若い選手が少ないですね。
ルイス・フィーゴ、エルナン・クレスポ、パオロ・マルディーニ、ロナウド、カフー、クラレンス・セードルフとベテランが本当に多い。
もし、完成されたスターではなく、貪欲でモチベーションに溢れた選手、迫力ある試合を観たければ、ミラノではなくロンドンに行くべきです!!

投稿者 steve : 16:40 | コメント (0)

2007年03月09日

A・ファーディナンドを米国で発見!!

 私がサポートするチーム、ウェストハムがいま、イングランドのメディアを騒がせています。
3月4日のウェストハム―トッテナム戦の朝、地元紙の多くは、問題を起こしたDFアントン・ファーディナンドを取り上げていました。

 アントンは病気の祖母を見舞うため、休みをクラブにもらったのですが、実はアメリカのサウスカロライナに飛び、友人の誕生日を祝っていたのです。
サウスカロライナのバーにいたA・ファーディナンドを発見したウェストハム・ファンが、クラブに報告したのをきっかけに大問題へと発展したのです。

 他にも、何人かのウェストハムの選手によるギャンブルの問題が起きています。
ふたりはギャンブル中毒状態で、ひとりは3万ポンド(約680万円)の借金を他の選手からしていることが発覚。
その選手に返済の意思はなく、貸した選手も彼とは何も口を聞いていないそうです。

 ウェストハムはプレミアリーグで最下位に位置するなど、ピッチ内でもいい話題がありません。
次のニュースはチームの降格決定になりそうですね。

投稿者 steve : 20:35 | コメント (0)

2007年03月02日

ビッグクラブの練習見学は無理?

 今日、プレミアリーグに所属するチームのトレーニングを見学するのはとても難しくなっています。
私がまだ大人になる前(かなり過去をさかのぼることになりますが)は、何の問題もなく練習を見学することができました。
私の叔父は、いつもポーツマスの練習を観てくると、私を呼び出し、選手のことや、どんな練習をしていたかを教えてくれました。

 しかし、ある事件をきっかけに状況が一変したのです。
1998年10月、チャドウェル・ヒースにあるウェストハムのトレーニングセンターで、素行の悪さで有名なジョン・ハートソンがエヤル・ベルコヴィッチの頭を殴るハプニングが起きました。
この事件を目撃したファンは携帯電話で写真を撮り、テレビ局に売りつけたのです。
メディアの露出が増えていた選手とクラブは、これ以来、練習を見学させるのを敬遠するようになったのです。

 私の造園技師の友人は、コブハムにあるチェルシーの新練習場の仕事を引き受けたことがあります。その際、チェルシーは練習風景をカメラマンに撮られないように、背丈の高い竹を植えるように注文したそうです。
残念ながら、チェルシー、アーセナル、ウェストハム、チャールトン、トッテナムなどのほとんどのビッグクラブは公開練習をしていません。

 しかしながら、トップチームの練習を観れなくても、リザーブチームならば見学するのは可能です。
若くてハングリーな選手だけでなく、トップチームに所属する選手の姿を観れるかもしれません。
と言いますのは、若手との練習でコンディションを調整することがあるからです。
ただ、彼らはそこで注目されることに嫌悪感を抱いています。

 リザーブチームの試合のチケット料金は、3ポンド(約690円)から6ポンド(約1380円)くらいですが、スタンフォード・ブリッジやエミレーツ・スタジアムには行かないでください。
リザーブチームはトップチームのスタジアムではなく、小さなプロクラブやアマチュアのグラウンド、たとえば、エルダーショットFC(チェルシー)、バーネットFC(アーセナル)、ビショップ・ストートフォードFC(ウェストハム)、グラベセンドやノースフリート(チャールトン)、ステベネイジ・ボロウ(トッテナム)などで試合を行なっていますから。

投稿者 steve : 18:53 | コメント (0)