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2007年02月09日

イングランド一番の人気者は誰?

 ウェイン・ルーニーは現在、イングランドで最も人気のある選手でしょう。
彼はPFA(イングランド・プロ選手協会)やフットボールライターズ協会から賞をもらうような優等生タイプではありませんが、ファンから愛されているのです。

steve070209.jpg得点ランク5位のルーニーは、トップスコアラーを狙う。首位を走るマンUの大黒柱として君臨する

 なぜなら、ルーニーの育ちや好みが典型的なイングランドのファンと同じだからです。
ファンは彼を自分の姿と重ねることができます。
彼らはルーニー同様、労働者階級の出身で、収入は多くないものの懸命に働き、自分と同じ出自の成功者に期待をかけます。

ルーニーがピッチ内外でトラブルを起こすのも、ファンを惹きつける要因になっていると思います。
それに、この破天荒なスターはパブに行けば気軽にファンの隣の席に座るのですから、人気が出ないわけがありません。

 EURO2004や2006年ワールドカップでも国民からの期待を集め、ドイツでの世界最大の祭典で、中足首の骨折から復帰した時は、ジャーナリストやファンが過剰なほどに反応していました。

 ルーニーは、型破りのかつてのスター、ポール・ガスコインとそっくりです。
このふたりは、キャリアを通じて“かっこいい”イメージを創り上げたデイビッド・ベッカムとは対極にあります。

 ベッカムが人気者であるかといえば、かならずしもそうではありません。
マンチェスター・ユナイテッド時代、ベッカムは嫌われていました。
これはマンUがあまりにも強く、他人の成功を妬む傾向にある国民の気質によるものが大きかったようです。
そのマンUにいながらもルーニーに人気があるのは、チームがかつてのような無敵ではなく、リーグ2連覇中のチェルシーがイングランドで最も嫌いなチームになっている現状も関係しています。

投稿者 steve : 2007年02月09日 15:40

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