2008年05月09日

4万5000人がモスクワ旅行を計画

今年のUEFAチャンピオンズ・リーグの決勝はモスクワで行なわれることが決まっており、そこでイングランドの2チームが対戦します。
マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの4万5000人ものサポーターがモスクワ旅行を計画しており、決勝はさぞや盛り上がるのではないでしょうか?

ところが、事実はそうではありません。

イングランドからモスクワへの旅は実はとても難しいのです。
ホテルは値上がりし、ノボテル(低料金で有名な大衆ホテルチェーン)でさえ1泊1200ポンド(約24万円)にもなります。
飛行機は今は最も安いので900ポンド(約18万円)です。
ポーランドやオーストリア経由であれば、もっと安価で行けるのですが、モスクワにたどり着くのに13~22時間もかかってしまいます。

さらに、ロシアに入るにはビザが必要で、発行までの時間と65ポンド程度の手数料もかかってしまいます。
しかし、これについては決勝のチケットを持っていればビザなしで入国できるという気の利いたアイデアがUEFAとロシア政府の間で取り決められました。

現在モスクワはロンドンよりも物価が高いので、何もかもが高価な旅行になってしまいます。
1999年のバルセロナで行なわれたヨーロッパチャンピオンズ・リーグ決勝に行ったマンチェスター・ユナイテッドのファンでも、
今回はチケットを手に入れながらも旅費が高すぎて行けないという人がいるのです。

こうした状況は事前に予想可能だったにも関わらず、なぜUEFAはモスクワを選んだのでしょうか?

ロシア、特にモスクワはUEFAにとって商業開拓地であるので、今回の決勝はいわば見本市なのです。
2012年に行なわれる次回のEURO(欧州選手権)はポーランドとウクライナで開催されますが、それも同じ理由です。

来年のチャンピオンズ・リーグ決勝はイタリアのローマで行なわれますが、ローマでは近年、ファンによっていろいろな問題が起こっているので、モスクワとは別の意味で開催に疑問符が付きます。しかし、開催地を決定する時に、ファンの事は考慮されないようです。
チャンピオンズ・リーグ、EURO、その他もろもろのサッカーのビッグイベントは「誰のためのイベントなのか?」、もう一度問い直すべきではないでしょうか。

投稿者 steve : 11:42 | コメント (0)

2008年05月02日

真のプレミアリーグスタイル

先週の土曜日、私はプレミアリーグ優勝がかかったチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの試合に行ってきました。
重要な試合の雰囲気はスタジアムの最寄駅に着くとすぐに感じられるもので、これはそういった試合でしか得られない特別なものです。
プラットフォームにいるファンは結果や選手について熱い議論を戦わせ、すでに興奮状態にあります。

マンチェスター・ユナイテッドは負けなければ優勝がほぼ決定し、チェルシーは逆転優勝のために負けられない試合です。
滅多に晴れないロンドンがこの日は快晴で、スペシャルマッチのためのお膳立てはすべてが整っていました。

私がプレスルームへ着いた時、現イングランド代表監督のファビオ・カペッロや、前イタリア代表監督マルチェロ・リッピ、元イングランド代表監督グラハム・テイラーといった面々がいるのにびっくりしてしまいました。
いつもならば、番記者が数名いるだけですが、この試合はプレミアリーグで最も重要な試合だったので、みんな来ているわけです。

チェルシーファンはクリスチアーノ・ロナウドがピッチに足を踏み入れた瞬間からブーイングをはじめました。
最も優れた選手が相手ファンによってなじられるのはイングランドの特徴でしょう。
クリスチアーノにとっては気分の悪い“歓迎”でしょう、ですが、これがプレミアリーグ独特の雰囲気を作り上げているのです。
マンチェスター・ユナイテッドファンは大声を張り上げてました。
ホームのオールド・トラフォードでの彼らは静かな印象がありますが、アウェーに遠征してくるファンは非常に熱狂的で、ホームとは信じられないぐらい違います。

この試合で最も輝いていたのはチェルシーのミヒャエル・バラックでした。
2得点をあげて、素晴らしい選手であることをアピールしました。
彼のゲームメイク、試合をコントロールするさまは見ごたえがありました。
とりわけ、チームメイトのディディエ・ドログバのあしらい方は最高でした。

ドログバは試合中ずっと敵味方関係なく、文句を言い続けていました。
FKを得た時、バラックとドログバはどらちがキッカーを務めるか、もめていました。
ボールがラインを割り、バラックはベンチのそばに置いてあった水を飲みました。
ドログバはバラックに近づき、「バラック、バラック、バラック」と呼び続けました。
しかし、バラックは彼をさらりと無視してピッチに戻って行きました。
ドログバはバラックに対して何もできないのだとわかった瞬間でした。
ファンはバラックを支持しており、ドログバは来シーズン、チェルシーを去ると言われています。

皆さん知ってのとおり、この試合はチェルシーがマンチェスター・ユナイテッドを2−1で倒しました。
この試合にはさまざまなアクションや口論、エンターテイメントがぎっしり詰まっており、真のプレミアリーグスタイルと呼べる試合だったと言えるでしょう。

投稿者 steve : 12:06 | コメント (0)

2008年04月25日

思い出したくもないつまらないシーズン

ウェストハムの今シーズンも残すところあと3試合となりました。
私はこんなつまらないシーズンを後々思い出したくもありません。

ウェストハムのプレミアリーグ生活は10年ほどすぎていますが、我がハマーズ(ウェストハムの愛称)はUEFA杯やチャンピオンズ・リーグへの出場権を得たことはありませんし、あともう一歩というところすらも行けずにいました。

興奮したという意味では昨シーズンは素晴らしいものでした。
というのも、最終節にマンチェスター・ユナイテッドを倒してプレミアリーグ残留を決めたからです。
06-07シーズンの終盤は毎試合が重要で、ある意味、すべての試合がカップ戦の決勝戦のようなものでした。
あまり自慢できる話ではありませんが、それでも我々が毎試合、スリルと興奮を感じていたのは確かですし、チームもサポーターもプレミア残留という目標に向けて、ひとつになって戦ったのです。
残留争いをしていながら、我々は王者マンチェスター・Uにダブル(ホーム、アウェーどちらでも勝つこと)を喰らわせました。

ところが今季はリーグ10位前後にほぼ“停滞”。
降格の危機もないが、タイトルの望みもないという宙ぶらりん状態。
目的のない戦いは自然と活気のない、つまらないゲームに陥りがちで、退屈な試合内容にはサポーターもうんざり。
昨季の今頃はスリルの連続だった、と降格争いを懐かしむ声さえ少なくありません。
先週の土曜日、ダービー・カウンティに2-1で勝利したのですが、プレミアリーグ史上最弱と言われるダービー相手に辛勝でしたので、試合後には観客から大ブーイングが起こりました。

アラン・カービシュリー監督はケガ人たちを非難しています。
確かにケガ人にも責任はあるでしょう。
キーロン・ダイヤーやクレイグ・ベラミ、フレデリク・リュングベリといった面々たちは能力も高い反面、過去にも大きなケガをし、その影響がいまだに完全に消えていない選手たちです。
そしてそんな彼らに莫大な給料をチームは払っています。
マンチェスター・Uやアーセナルといったクラブからはもうお声がかからない彼らからすれば、ウェストハムは多額の給料をくれるいい場所なのです。

ジェームズ・トムキンスとフレディ・シアーズというユースから昇格した2選手は、高給取りや峠を越えた選手よりも将来性が豊かです。
もともと、育成の伝統で知られたウェストハムですから、トムキンスやシアーズのような若手を育てていくのが本来あるべき姿だと思います。
フランク・ランパード、ジョン・テリー、リオ・ファーディナンド、マイケル・キャリックといった現在のイングランド代表の主力選手たちはウェストハムのアカデミー出身です。
こうした選手たちを育てていながら、他クラブでお役御免になった選手たちに頼らざるをえないとは、あまりにも情けない話です。

カービシュリーが来シーズンも指揮するかどうかが興味深いです。
ハマーズ・サポーターは、カービシュリーが「チャールトン(ウェストハム監督以前に率いていたチーム。現在2部)の精神をウェストハムに持ってきた」と言っています。
それはプレミアリーグに残留することが楽しみで、リーグの上位を狙おうとしないという意味なのです。

投稿者 steve : 17:25 | コメント (0)

2008年04月17日

サー・ボビーの素晴らしき人生

先週、SOCCER EXのロンドン会議がウェンブリースタジアムで行なわれました。
SOCCER EXは世界中のサッカー関係者のためのビジネス会議であり、私にとってはとても魅力的なイベントです。
今回のオープニングセレモニーはガン手術を何度か行ない、2006年には脳腫瘍も手術したサー・ボビー・ロブソンが招かれていました。
いまだに放射線での治療を受け、ガンと闘い続けているサー・ボビーですが、体調は良さそうで、我々出席者も安心しました。
現役選手、引退した元選手やメディアなどサッカー界の誰もがサー・ボビーを愛して止みません。
なぜなら彼は本当にフットボールとそれに関わる人々に対して心優しいからです。
彼は選手としてだけでなく、監督としてもイングランド代表、イプスウィッチ・タウン、スポルティング、FCポルト、PSV、バルセロナ、ニューカッスルなどで数々の実績を残してきました。
イングランド人の監督としては異例といっていいほどの国際派で、あのブラジルのロナウドが「自分が出会ったなかで最高の指導者」と慕っていることも有名です。

彼はSOCCER EXの主催者から生涯功労賞を受賞し、1978年にとても人気があったアーセナルを倒してFAカップを優勝した時のイプスウィッチの写真を贈られました。
彼にとって最初の監督としての偉業に当たる時の写真なので、その写真を見た時の彼の顔は喜びで溢れていました。
サー・ボビーは外国人選手を入れなかった両チームについて話し始めると、周りが止めるまで熱っぽく話し続けました。
彼はイングランドのフットボールクラブに多数の外国人選手が所属する現在のトレンドについて不満はないのですが、ただ違った考えを持ってました。
1957年のフランス戦でイングランド代表デビューを果たした時を振り返りました。
彼の出場給はわずか5ポンドで、その試合がテレビ放映されても、数ポンドもらえただけだったそうです。
彼はイングランド代表監督時代のプレッシャーについても話し、ある時は彼自身が最初の7選手を選び、彼の妻であるレディ・エルジーが残りの4選手を選んだというジョークも飛ばしました。
要所々に冗談を交えて、熱心に語る、サー・ボビーの姿は現代のフットボール界が失ってしまった、この競技に対するピュアな情熱に満ちています。

彼は今では故郷のダーラムに戻り、少年時代からサポートしているチームであるニューカッスルの試合に足を運びます。
「今でも私にとって、土曜日はフットボールの日なんだ」とサー・ボビーは言います。
なんて素晴らしい人生でしょう!
70歳をすぎた老人がフットボールと人生にいまだに熱狂しているのは偉大な事です。
今回は私たちにとってすべてが貴重なレッスンになりました。
サー・ボビーと彼が教えてくれた素晴らしい人生に拍手を送りたいと思います。

投稿者 steve : 16:32 | コメント (0)

2008年04月11日

大雪のなかでもC・ロナウドは大活躍

いくら寒いイギリスでも、南部のロンドンでの4月の大雪は珍しいこと。(写真右から、妻のサンドラ、雪だるまのスノーウィー、息子のルーカス)

4月6日の日曜日、ロンドンはかなりの雪が降りました。
我が家は早速、家族で庭に雪だるまを作りました。
息子のルーカスが「スノーウィー」と名づけた、この雪だるまは鼻がにんじん、スカーフや毛糸の帽子を身に付け、バドワイザーのビール瓶を両手に持っています。

私たちは雪を楽しんでいましたが、マンチェスター・ユナイテッドは同じ日の午後、雪のなかでミドルスブラと対戦しなければなりませんでした。
結果は2-2の引き分けに終わりましたが、そのうちの1点は世界最高の選手であるクリスチアーノ・ロナウドによるものでした。

彼は現時点でプレミアリーグの得点王ですが、本来はストライカーではありません。
マンチェスター・Uはプレミアリーグとチャンピオンズ・リーグのダブル(二冠)を目指して戦っている最中で、すべてが重要な試合であり、選手たちには大きなプレッシャーがかかっても不思議ではありません。
しかし、C・ロナウドは毎週得点していると言っていいくらいの活躍です。

もし、ダブルが達成されたなら、第一の功労者がC・ロナウドなのは間違いありません。
そうなれば、今年のバロンドール(欧州最優秀選手賞)はC・ロナウドの手に渡る可能性が非常に高いと思います。

ミランのカカは昨シーズンほど良くなく、バルセロナの若き天才リオネル・メッシーはケガで苦労しています。
メッシーの同僚ロナウジーニョはもはや試合に出ていません。
この3人のライバルの状況からしても、C・ロナウドがバロンドールに選ばれてもおかしくないでしょう。

C・ロナウドはFIFA世界最優秀選手にもなれる絶好の機会を迎えています。
プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグの二冠達成、これが実現できればほぼ当確といっていいはずです。
今年の年末にはマンチェスター・Uをトヨタカップで見られるかもしれません。

投稿者 steve : 15:55 | コメント (0)

2008年04月03日

地方都市で行なう代表戦の価値

先週、ヨーロッパはインターナショナルウィーク。
列強にとっては6月7日から始まるEURO2008に向けての最終調整といったところです。
私はなかでも最も注目されたビッグマッチ、スペイン対イタリアを観戦しました。
フランス対イングランドというカードもありましたが、イングランドは本選に出場しないので、やや興味が薄れたのはいうまでもありません。

両者の対戦はスペインのエルチェという町で行なわれました。
正直、マドリードかセビージャで行なわれるのだろうと思っていましたから、エルチェまでの行き方を調べなければなりませんでした。
この町はスペイン南部にあり、ロンドンからアリカンテまで飛行機で行き、そこからタクシーで10分ほどでスタジアムに着く事がわかりました。

エルチェのチームはスペインリーグ2部ですから、チャンピオンズ・リーグやUEFAカップとも縁がなく、ここで開催されたフットボールのビッグマッチは1982年のスペイン・ワールドカップが最後でしょう。
ただし、この大会のことは覚えていますが、この町のことは少しも記憶に残っていませんでした。

スタジアムの名前はマヌエル・マルティネス・ヴァレロ(Manuel Martinez Valero)試合は親善試合で、スペインが1-0でイタリアに勝利

スタジアムは海のすぐそばにあり、イングランドと違ってとても暖かいです。
しかし、常に強い風が吹き付けて、砂地の駐車場は砂が渦巻いていました。
試合開始の夜10時には古いカウボーイ映画のような砂風がより強くなってました。

私たちは日中のうちにスタジアムへ入り、クラブショップなども見学しました。
イングランドの有名クラブと比べるととても小規模でしたが、そこで扱っているグッズは、すべてがアディダスやナイキといったブランドとは限らない新鮮さ、より人間味あふれるものでした。
スタジアム内に商用スペースがあるのですが、それらはお店ではなく、バーやナイトクラブでした。
こうした施設からの賃貸料もエルチェCFにとっては重要な収入源なのでしょう。

ここの観客はとてもにぎやかで献身的でした。
それはいつも世界レベルのサッカーを見る事ができないことも影響していると思います。
フェルナンド・トーレスやセスク・ファブレガスやワールドカップで優勝したイタリア代表を間近にすることは彼らにとっては完全な非日常、記念すべき機会でしょう。

12歳のボールボーイがボールをイタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンに渡すのを拒んだのはとても面白かったです。
彼はきっとスペイン代表選手に渡したかったのでしょうね!

今回のような試合を、有名スタジアムとはいえないところで開催するのはとても良いアイデアだと思います。
私も子どもの頃、ワールドカップやEUROの予選のイングランド対スコットランドの試合は全部覚えています。
これは国全体にとっての大きな関心事ですから、どんな場所で行なわれようと、ファンは足を運びますし、テレビでも全国に放送されます。
その町をアピールすることにもひと役買うことになりますから、一石二鳥のアイデアですね。

イングランド代表の試合はウェンブリーでしか行なわれません。
それはスタジアム建設費を回収するためであり、プリマスやプレストン、ハルのサッカーファンにとっては非常な損失といえます。
地方都市は代表戦を行なう機会を失ったうえ、ウェンブリーへ行かない限り代表戦を見ることもできないのです。

このスタジアムは39000人収容で、もしサンチャゴ・ベルナベウでこの試合が行なわれていたら、これの2倍以上多くのファンが来るでしょう。
しかし、1回の試合の入場料収入よりも、地方都市に住むファンに貴重な代表戦を見る機会を提供するほうが、ずっと価値のある投資だと思います。

試合はスペインがダビド・ビジャの衝撃的なゴールの1-0でスペインが勝利しました。
フェルナンド・トーレスはとてもシャープでした。
スペインはワールドカップ王者のイタリアを倒したことで、エルチェの人々に大きな幸福感と一生の記念になる思い出を与えたことでしょう。

投稿者 steve : 15:58 | コメント (0)

2008年03月29日

「グランドスラム」トップ4同士の対戦

先週の日曜日は、プレミアリーグのトップ4同士の対戦がありました。
英国では「グランドスラム」と呼ばれています。
マンチェスター・ユナイテッドはリバプールを倒し、チェルシーはアーセナルを倒しました。
この試合がプレミアリーグの優勝の行方に大きな影響を及ぼすのは間違いありません。

マンチェスター・Uが3-0でリバプールに勝利したことは、リバプールのリーグ制覇はまだまだ長い道のりであるという事実を物語っていました。
マンチェスター・Uは最も近いライバル、チェルシーに対して5ポイントの差をつけ、この日の会心の勝利は、やはり彼らが王座に一番近いチームであることを証明しました。

アーセナルはマンチェスター・Uと6ポイントの差があります。
これはアーセン・ヴェンゲルが監督に就任してから、最悪の成績となっています。
ここ8試合中、唯一の勝利がサンシーロで行なわれたチャンピオンズ・リーグのミラン戦だけで、国内では勝てないでいます。

アーセナルが独力で優勝するのは難しくなってきました。
しかしながら、彼らが4月13日にオールド・トラフォードで勝利できたら、また情勢は変わることになるでしょう。
アーセナルがプレミアリーグのタイトルを得るための最大の難関はこの試合になるはずです。
マンチェスター・Uにとっては王座を確定するための重要な試合になります。

そしてマンチェスター・Uは4月26日にスタンフォード・ブリッジでチェルシーと対戦しなければなりません。
クラウディオ・ラニエリが監督だった時から、チェルシーはホームで負けませんでした。
これらはマンチェスター・Uにとっての2つのハードルです、しかし、彼らの強みは勝ち点差だけでなく、得失点差で大きなアドバンテージを持つことです。

チェルシーはホームゲームがあと4試合あり、ホームで強い彼らにとってはこのことは大きなアドバンテージになり得ます。
しかし、絶好調のマンチェスター・Uを倒すことは、そこがスタンフォード・ブリッジであっても、至難の業なのは確かです。
タイトルの行方を決めるこの試合が、強豪同士のプライドを賭けた、見ごたえのあるものになるのを願って止みません。

投稿者 steve : 18:54 | コメント (0)

2008年03月19日

スペイン人はリバプールが2番目に好き

それほど古い話ではありませんが、スペイン人選手は、あまり国外でプレーすることはありませんでした。
彼らは海外へ行きたいという希望を語ることも、そんなそぶりを見せることもありませんでした。
自国のクラブでプレーすることに十分満足しているようでした。
スペイン人選手がイングランドでプレーした例自体が少なく、ましてや成功例などはほとんどありませんでした。

ところが今では、13人のスペイン人選手と2人のスペイン人監督がプレミアリーグにいます。
10年前からは想像もつかないことです。
ラファ・ベニテス監督率いるリバプールはプレミアリーグで最もスペインの影響を受けているクラブです。
スペインでは多くの人がリバプールを2番目に好きなチームとして応援しています。
スペインではプレミアリーグの放映権が衛星有料チャンネルから無料放送に移り、プレミアリーグを見る人が増えているそうですから、今後はますますスペインでのリバプール人気が上がっていくことでしょう。

チャンピオンズ・リーグの組み合わせ抽選が先週の金曜日に行なわれ、リバプールとアーセナルが対戦することになりました。
両チームを牽引する選手はフェルナンド・トーレスとセスク・ファブレガスの若きスペイン代表です。
トーレスは1995-96シーズンのロビー・ファウラー以来となる、リバプールで20ゴール以上あげた選手で、ファブレガスは数週間前にサンシーロ・スタジアムでACミランを倒した原動力となっています。
彼らに共通するのはとても若いこと。
過去に外国人選手がイングランドに来るのは選手生活の晩年になってからでした。
この2選手は今イングランドでキャリアを積み上げている段階です。
特に16歳からアーセナルでプレーしているセスクは「スペインで生まれ、イングランドで育った選手」です。
こうした才能ある外国からのヤングタレントの成長を見ることも、今のプレミアリーグの大きな楽しみのひとつと言っていいでしょう。

投稿者 steve : 22:01 | コメント (0)

2008年03月14日

歴史に残る!?今年のFAカップ決勝

先週、FAカップの準々決勝が行なわれましたが、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがそろって敗退するなど、誰が予想していたでしょうか。
これはFAカップにおいて大きな出来事でした。
私は決勝戦で両者が対戦することを望んでいましたが、この意外な結果は強いチームでも負けてしまう事があるという事を証明しています。
昨年の決勝戦は両チームの対戦でしたが、正直とても退屈な内容でしたし、FAカップ自体を盛り上げるためには、勝ち残って当然な強豪チームよりも、意外なチームが残るほうがいいのかもしれません。
今年の準決勝はウェンブリー・スタジアムで行なわれます。
ポーツマスはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)と対戦し、カーディフ・シティはバーンズリーと対戦します。
ウェンブリーでは通常、決勝戦しか行なわないので、準決勝もウェンブリーで開催されることを私は残念に思います。
こうしたやり方はウェンブリーの貴重さが失われることにつながるでしょう。
しかしながら、ウェンブリーを新築するために莫大な金額が使われたので、FAはこの建設費を補うためにもより多くの試合を開催せねばなりません。
そうした事情は理解できないわけではありませんが、やはり準決勝はエミレーツ・スタジアムでポーツマスとWBAが対戦し、オールド・トラフォードでカーディフとバーンズリーが対戦すれば良かったのではないでしょうか。
準決勝の抽選結果を最も喜んだのはルーク・スティールでしょう。
私が以前ここで書いたように、彼はWBAからバーンズリーへレンタル移籍しているので、もしもバーンズリーとWBAが対戦することになっていたら、彼は出場できなかったかもしれません。
今回のように、プレミアシップ以外のチームがFAカップ決勝に進出するようになれば、競争意識が高まりますし、より多くのサッカーファンの関心を得られるでしょう。
そして、マンチェスター・Uもチェルシーもアーセナルもリバプールもいない、今年のFAカップ決勝は歴史に残るものになるのは間違いありません。

投稿者 steve : 23:57 | コメント (0)

2008年03月06日

ライカールトがチェルシー監督就任!?

2007年9月にジョゼ・モウリーニョがチェルシーを去った時、チェルシーファンは非常に落胆しました。
この若き名将によってチェルシーはプレミアリーグをはじめ、数々のタイトルを手にしたのですから、ファンの悲しみは当然のことでした。
後任としてアブラム・グラントがやって来ました。
グラントは就任当初はよくやっていました。
カーリングカップ決勝、ウェンブリースタジアムでトッテナムに敗れるまでの37試合で3敗しかしていなかったのですから、モウリーニョの信奉者たちも、じっと静観していました。
しかし、グラント監督が早くから成功できたのは、彼が非常に良いポジションでモウリーニョの仕事を受け継いだからだと私は思います。

1月には多くの主力選手のケガに加えて、ディディエ・ドログバやマイケル・エッシェンらがアフリカ・ネーションズ・カップのためにチームを離れました。
スター集団のチェルシーの場合、やりくりが大変というより、全員が出場したいと願っている、豪華な控え選手たちをどうコントロールするかがポイント。
そして残念ながら、グラントはこのコントロールに失敗したといっていいようです。
カーリングカップ決勝で先発から外されたジョー・コール、アレックス、ミヒャエル・バラック、クロード・マケレレらはいずれも退団をほのめかしているといわれています。
そしてドログバとシェフチェンコも来夏にはスタンフォード・ブリッジを去ると噂されています。

グラント監督はチェルシーの主力選手たちから嫌われているといわれています。
監督をかばう発言をしているのはキャプテンのジョン・テリーだけで、トッテナム戦後に監督と握手を交わしたのも彼ぐらいでした。

カーリングカップの失敗と呼応するように、モウリーニョがドログバ、ランパード、エッシェン、リカルド・カルバニョを連れてフランク・ライカールトの後任としてバルセロナの監督に就任するという噂が出てきています。

グラント監督は今シーズンいっぱいまでの契約で、来シーズンはふたりのオランダ人、ライカールトかフース・ヒディンクのどちらかが来るのではないかと考えられています。
今週、英国ではライカールトのチェルシー監督就任の可能性が大きく報じられました。
チャンピオンズ・リーグのオリンピアコス戦を前に、グラント監督にはますます大きなプレッシャーがのしかかっているようです。

投稿者 steve : 11:00 | コメント (0)