2010年03月10日

ベルナベウ劇場で見た最高のシナリオ

先週末、私はマドリードにいました。サンチャゴ・ベルナベウでレアル・マドリー対セビージャの試合を取材するためです。
この試合のキックオフは午後10時。これがイングランドだったら、観客は待ちくたびれて試合開始前にぐでんぐでんに酔っぱらってしまっていることでしょう! 
これはテレビ放映のためでもあります。この日は3つのビッグマッチがありましたが、デポルティボ対テネリフェが午後6時、アルメリア対バルセロナが午後8時、そしてこの試合が午後10時と間を空けずにテレビ観戦できるようにスケジュールが立てられています。ベルナベウも6時からバーが開店しており、人々は飲んだり食べたりしながら、テレビに見入っていました。
私は自分のプレスシートに座っていましたが、そこでも大音響でダンスミュージックが流されていて、なんだかナイトクラブにいるような気分になりました。
この日はマドリードでは考えられないような寒さでしたが、プレスシートの頭上にはヒーターが設置されていて、スイッチを入れたとたんに温風が出てきて、冷えた身体を温めてくれました。これは嬉しいもてなしです。
私は世界中のスタジアムで試合を見る幸運に恵まれてきましたが、とりわけマドリードを訪れるのが好きです。このチームには常に最高のスターがいます。現在はカカとクリスチアーノ・ロナウドがその代表でしょう。選手の名がアナウンスされる時のファンの歓声とどよめきもベルナベウの素晴らしいショーのひとつです。この日の歓声はわずかながら、ロナウドがカカを上回っていましたが、最大の歓呼はいまだにラウールのものです。エル・ブランコの英雄はやはり彼を置いて他にはないことを思い知らされました。

ベルナベウ劇場の演目はまだまだ続きます。
有名なアリア『誰も寝てはならぬ』がベルナベウに響き渡ります。ルチアーノ・パバロッティの歌が90年イタリア・ワールドカップの英国でのテレビ中継のオープニングに使われ、英国チャートでナンバーワンヒットを記録した、懐かしい曲です。これはうっとりと聞き惚れてしまいました。
そしてふたつの巨大なオーロラビジョンには“白い巨人”レアルの歴史を彩ったスターたちのプレーシーンが流されます。チャンピオンズ・カップ決勝で素晴らしいボレーを放つアルフレード・ディ・ステファノ、エミリオ・ブトラゲーニョ、怪物ロナウド、ロベルト・カルロス、デイビッド・ベッカム、ジネディーヌ・ジダンとレアルの歴史に留まらず、フットボールの歴史に残る、偉大な瞬間が映し出されていきます。
ハイライトショーが終わると、照明が灯り、ベルナベウは真昼のように明るくなります。まるでカーテンが上がった劇場のようです。いよいよ試合開始です。
この試合の勝利によってレアルはついにバルセロナを抜いて、リーグ首位に踊り出ました。この劇場にふさわしい最高のシナリオといえるでしょう。

投稿者 steve : 20:21

2010年03月05日

テリーの不倫騒動が左SB問題に発展?

スタンフォードブリッジでのチェルシー対マンチェスター・シティ戦は違う意味でも大きな注目を集めた試合でした。

不倫問題でイングランド代表キャプテンをはく奪されたジョン・テリーが、一連の騒動以来、初めてウェイン・ブリッジと顔を合わせる試合だからです。テリーの不倫相手はブリッジの元ガールフレンドで、ブリッジと彼女の間には息子がいます。

センターバックのテリーと左サイドバックのブリッジでは試合中の直接対決はあり得ませんので、最も注目を集めたのはキックオフ前の量チームの選手が握手を交わす時。英国中が見守ったと言っても過言ではない、このシーン。テリーが差し出した手をブリッジは握りませんでした。

ブックメーカーはこの試合にさまざまなオプションを設定していました。ふたりが握手をするかどうかはもちろん、「ブリッジがテリーにタックルしてイエローカードをもらう」あるいは「ブリッジがテリーにパンチを食らわして退場になる」など、呆れるほど細かい設定になっていました。

被害者といっていいはずのブリッジは試合中ずっと、チェルシーファンからのブーイングにさらされていました。負傷したアシュリー・コールに代わって、イングランド代表の左サイドバックに返り咲くのでは? と言われたブリッジは、この週に「代表復帰はない」と明言しました。その理由は明かされませんが、今回の騒動が影響しているのは間違いないでしょう。

選手のプライベートは守られるべきだと思いますが、妻子がありながら、元チームメイトの元ガールフレンドに手を出すのは、代表チームのキャプテンにふさわしい行動とは言えません。しかもA・コール(コールはコールで不倫がバレて、シェリル夫人に別居を宣言されてしまいました)の離脱という事態に二番手と思われていたブリッジが拒否したために、ファビオ・カペッロ監督は後任探しに苦労しています。

現段階ではアストン・ビラのスティーブン・ワーノックかエバートンのレイトン・バインズが有力と言われていますが、実力や経験からしても、ベストなのはブリッジが前言撤回して、代表チームに戻ってくれることだと思います。

投稿者 steve : 14:04

2010年02月24日

熱狂的ファンの「セルティックの夕べ」

私の妻とその友人たちは熱狂的セルティックファンです。しかし、現在住んでいるロンドンから遠いグラスゴーに毎試合行くわけにも行かず、彼女たちはほとんどの試合をクロイドンにあるパブで観ています。そのパブは「Bhoys of Croydon Supporters Club 」の本拠地でもあります(「 Bhoys」とはセルティックのプレーヤーとサポーター、両方を指す言葉です)。要するにセルティックファンの溜まり場なのです。
先々週には開店10周年を記念して、盛大なパーティが開催され、私も有無を言わさず、妻に引っ張られて行きました。「セルティック・イブニング(セルティックの夕べ)」と題されたそのパーティには常連たちはもちろん、フランク・マッカベニー、ジョージ・マクロースキとセルティックのふたりのレジェンドが招かれていて驚きました。日本では知られていない選手たちでしょうが、セルティックファンの間ではメチャクチャ有名な人たちで、ほとんどの英国フットボールファンには知られた名前です。

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店内は古いセルティックのシャツやスカーフ、いろいろなメモラビリアで飾られ、なんだかここがロンドンだということを忘れてしまいそうです。

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パーティはコメディアンのお笑いトークから始まり、マッカベニーとマクロースキへの質疑応答へと続きます。いろいろな話題に集まった人たちは一喜一憂していましたが、最高に盛り上がったのはレンジャーズとのオールドファームの裏話でした。
チャリティオークションなども行なわれ、あっという間に時が過ぎていき、帰宅したのは午前4時を回っていました。感心したのは、私たちが店を出る時にも、マッカベニーとマクロースキはまだ店に残って、ファンとのおしゃべりを楽しんでいたこと。名選手だけにタフだし、ファンへの気遣いも一流ですね。
今回、私はこのアイリッシュパブは素敵な場所だけど、危険でもあることを学びました。なにしろ、ここは店内に時計がなく、何時だろうと照明が煌々とついているのです。その明るさときたら、まるでラスベガスなんですから! これじゃあ時間を忘れてしまうわけです。
今回は「セルティックの夕べ」でしたから、問題ありませんでしたが、もしこれが「ハマーズ(ウェストハムの愛称)の夕べ」で午前4時に帰宅したら、私は間違いなく妻にぶっ飛ばされていたことでしょう。

投稿者 steve : 17:04

2010年02月10日

マレーに見る、英国の微妙な空気

2月上旬の新聞各紙の1面は、イングランド代表キャプテン、ジョン・テリーの不倫に関する話題に占められていました。英国での衝撃度はハイチ地震並みと言っていいでしょう。

そんななか、テニスのアンディ・マレーがオーストラリア・オープンの決勝に進出しました。テリーのニュースに代わって、マレーの快挙を伝えるニュースが1面を占めたことはまさに一服の清涼剤でした。

最後に英国人がグランドスラムで優勝してから74年。長い不毛の時を過ごしてきた英国民がマレーの一挙手一投足を見守りました。テレビ中継は英国時間で日曜日の朝8時。しかし、何百万人もの英国人が眠い目をこすりながら、テレビの前に座り、大英帝国の栄光復活の瞬間を見届けようとしていました。

マレーのパフォーマンスは悪くありませんでしたが、ロジャー・フェデラーの出来はそれ以上でした。そしてスイス人のキングは16度目のグランドスラム・タイトルを手に入れ、多くの英国民に重いため息をつかせたのでした。

オーストラリア・オープンの決勝進出を決めた時、マレーは「英国人(ブリティッシュ)」として扱われました。しかし、敗れた後は「スコットランド人」と見なされていたようです。オリンピックでも、いつも同じことが起きるのですが、英国内の空気の変化は微妙です。栄光をつかめば「英国人」、そうでなければスコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人と分類が変わるのです。イングランド人はイングランド人のままなのに。

もうすぐ開幕するバンクーバー・オリンピックで、ぜひ、この英国チームの微妙なところをチェックしてみてください。

投稿者 steve : 11:19

2010年02月01日

ランパードとその家族に会えて感激!

1月17日、私はフットボール・ライターズ協会主催の晩餐会に出席しました。ロンドンの5つ星ホテルで開催されるこの会は婦人同伴と決められていて、ジャーナリストたちも夫人やパートナーを連れてきています。日頃、忙しくて家庭を顧みる余裕のないジャーナリストにとっては奥さま孝行をするいい機会でもあります。

服装も厳格に規定されているこの会では男性はタキシード、女性は夜会服(ロングドレス)でなくてはなりません。非常に厳粛でそれでいて華やかなパーティです。

この会では、毎年記者が選んだフットボール界の功労者がスペシャルゲストとして招かれます。過去にはアーセン・ヴェンゲル、ライアン・ギグス、ブライアン・ロブソン、デイビッド・ベッカムらが招かれました。しかし、今年のゲストの名を聞いて、私は意外な気がしました。

今年のゲストはチェルシーのフランク・ランパード。私が意外に思ったのは、彼はまだ若く、こうした受賞のチャンスはまだまだたくさんある選手だからです。この会のゲストに呼ばれるには少し早すぎる気がしたのです。

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ゲストは恒例のスピーチを行ないますが、ランパードは非常に優秀なスピーカーでした。彼は自分の家族について特に多くを語りました。彼は昨年、実母をガンで亡くしていますが、彼女の思い出について感動的に語っていました。ランパードはかつての師、ジョゼ・モウリーニョについても語りましたが、「無敗を体現させてくれた男」という言葉が印象に残りました。
元ウエストハムの選手で監督も務めたハリー・レドナップ(現トッテナム監督)も壇上に立ち、彼の甥であり、ウエストハムでの教え子でもあるランパードのことを「私が知る最高のプロフェッショナル」と絶賛しました。現在のランパードはチェルシーの選手ですが、彼の父のフランク・ランパード・シニアも、伯父のレドナップもウエストハムのレジェンドです。このハマーズ(ウエストハムの愛称)ファミリーに合うことができて、私はかなり幸せでした。

さて、スピーチが終わると、バンドが音楽を奏で始めました。つまりダンスの時間が来たということなのですが、面白いのはどのカップルも、夫人が嫌がる夫をフロアーに引きずり出していること。逆はまるでナシです。言うまでもないことですが、私も引きずり出されましたよ!

投稿者 steve : 17:26

2010年01月27日

極寒のロンドンで半袖は許されない?

新年が明けても、厳しい寒さは変わらず。
気温は氷点下を記録し、大雪に見舞われたロンドンでは、ほとんどの試合が延期され、スケジュールはメチャクチャです。
こんな事態は1981-82シーズン以来のことだそうです。

このスケジュール変更はイングランド代表チームにも影響しています。
南アフリカ・ワールドカップを前にしたスリーライオンズは、今季のリーグ終了後、最終調整のための親善マッチを予定していますが、予定どおりに進行するのが難しくなったうえ、選手たちはリーグ戦の疲れをいやす時間さえなくなりそうです。

1月の最初の週のプレミアリーグはわずか3試合しか行なわれず、そのうち、ロンドンで行なわれたのはアーセナル対エバートンの1試合だけでした。

この寒さのなか、選手たちが防寒に気を使うのは当然のこと。
私が子どもの頃は真冬の試合でも特別な防寒をすることはありませんでしたが、プロ選手たちは手袋をし、シャツの下にはサーマルのアンダーウェアを着こみ、タイツを履くのも珍しくありません。

ある新聞は、選手はタフさを示すために敢えて半袖のシャツを着るべきだと主張しましたが、この日のアーセナルは全員が長袖のシャツでした。
それはクラブの方針であり、選手の意志ではないのです。
仮に選手たちの自由意思に任せたとしても、この寒さに半袖を敢えて着る選手はいないと思いますけどね。
いたとすれば、マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビルぐらいのものでしょう!

投稿者 steve : 11:33

2010年01月15日

新年の魔法? リーズがマンUを破る

まずは新年明けましておめでとうございます。
今年が皆さんにとって良い年であるように、私も祈っています。

今年の寒さは記録的といってもいいぐらいで、ロンドンにも大雪が降り、多くの試合が延期されています。スケジュールはグチャグチャです。

新年といえば、FAカップ3回戦が行なわれるのが恒例です。過去のデータをひも解くと、この3回戦が最も番狂わせが多いことになっています。

今年最大の番狂わせはオールドトラフォードで行なわれたマンチェスター・ユナイテッド対リーズ・ユナイテッドの3回戦でしょう。
元々は伝統あるライバル対決なのですが、プレミアリーグのマンUに対して、現在のリーズはリーグ1(3部リーグに相当)と、所属するディビジョンに大きな差があります。

わずか10年前にはチャンピオンズ・リーグでベスト4まで進んだリーズが、ここまで転落してしまうとは誰も予想していませんでした。しかし、少なくとも、ランカシャー(マンU)対ヨークシャー(リーズ)の伝統のライバル対決の熱気は今も衰えてはいません。

この試合、9000人のリーズサポーターがオールドトラフォードを訪れました。彼らが歌う「We are not famous anymore!(俺たちはもう有名じゃない)」というチャントが響き渡るなか、ジャーメイン・ベックフォードがゴールを決め、リーズが1−0で勝利。これは今回の3回戦で唯一の真の“番狂わせ”でした。

26歳のベックフォードはチェルシーのユース出身ですが、トップチームに昇格する、はるか以前にクビになり、4年前まではアマチュアリーグでプレーするかたわら、自動車修理工場で働いていた苦労人です。それがこの奇跡の勝利で脚光を浴び、ニューカッスルへの移籍が濃厚といわれる話題の人になったのですから、人生、何が起こるかわかりませんね。

一方のマンUは1984年以来の3回戦での脱落となってしまいました。アレックス・ファーガソン監督の怒りは凄まじかったのですが、自軍のパフォーマンスの悪さだけでなく、伝統の一戦で負けたことにも起因しているようです。
狙っていたタイトルをひとつ逃したマンUの今後の巻き返しにも注目していきたいと思います。

投稿者 steve : 12:03

2010年01月05日

懐かしい顔が集った「サッカーレックス」

12月はじめ、私はヨハネスブルクにいました。南ア・ワールドカップを前に、世界中のフットボールビジネス関係者が集まる大イベント「サッカーレックス(Soccerex)」を取材するためです。

この時のイベント参加者で最も注目を集めていたのは、2018年、2022年のワールドカップ開催に立候補している国々でした。カタール(2022年)、ロシア(2018、2022年)、イングランド(2018年)、共同開催のオランダとベルギー(2018、2022年)といったところです。

2022年の開催国に名乗りを挙げているカタールは非常に強力に存在をアピールしていました。彼らの最大の利点は会場となるスタジアムが非常に近い場所に集まっているところでしょう。ファンはその気になれば1日に2試合観るのも可能です。立候補している国はPR活動のために、自国の有名選手や伝説的名選手をイメージキャラクターとして担ぎ出すのが普通ですが、そんな選手がいないカタールが担ぎ出したのは、元アルゼンチン代表のストライカーで、イタリアのフィオレンティーナのアイドルだったガブリエル・バティストゥータ! バティゴールとこんなところで会えるなんて思いもよらない幸運でした。

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ロシアは2018年もしくは2022年の開催に名乗りを挙げています。私が思うに、FIFAが好む開催国はロシアのような国でしょう。まず大国で、人口も多い。そして多彩な人種と文化を持つ国です。サッカーの普及という大義を掲げるFIFAにとって、ロシアはかなり魅力的な国のはずです。そのロシアのサッカー大使はアレクセイ・スメルティン。かつてチェルシーでも活躍した選手です。また懐かしい顔を見れて、私も嬉しくなりました。

私の考えでは、おそらく2018年はヨーロッパでの開催となるはずです。そうなれば2022年は中東、もしくはアジア開催の可能性が高くなります。日本での開催を祈っている私ですが、2022年の本命はカタールとオーストラリアではないでしょうか。まだ未開催の国ということが大きなアドバンテージになりそうです。

2018年、2022年の開催国が決定されるのは2010年12月2月。今から1年後、どんな結果が出るのか、非常に楽しみです。

投稿者 steve : 16:07

2009年12月24日

マッケンジー家のクリスマスディナー

今日はクリスマスですから、我が家のクリスマスディナーについてお話したいと思います。

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今年のクリスマスはグラスゴーにある妻の実家で過ごすことにしたので、先週末、私の両親を我が家に呼んで、ひと足早くクリスマスディナーを食べました。私はクリスマスディナーが大好きなので、2度も食べられて大満足です。
息子のルーカスは本当のクリスマスの夜のためのリハーサルができた上に、私の両親からはひと足早いクリスマスプレゼントをもらえたので、これまた大満足でした。

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その日、両親は朝からやって来ました。我々はシャンパンを開け、プレゼントを交換し、ディナーが始まるまで楽しく語らいました。

この日のメニューはすべて妻の手作り。まず、野菜のスープからスタート。メインはもちろん、七面鳥のローストです。これに英国ではガモンと呼ばれる燻製のハムを添えます。これがいいスパイスになるのです。それからたっぷりと野菜を摂ります。ローストポテトにカリフラワーのチーズ焼き、グリーンサラダなどなど。そして、英国のクリスマスには欠かせないヨークシャープディングのグレイビーソース添え。そこにうちの家族が大好きな「馬に乗った悪魔」もつけました。これはベーコンを巻いた小さなソーセージで、私の大好物なのです。

デザートはバナナとクリームがたっぷり入ったバノフィーパイとイチゴやラズベリーをたっぷり載せたパブロバ(薄型のケーキ。ロシアの名バレリーナ、アンナ・パブロワにちなむ。英語読みではパブロバ)。食事の間もシャンパンとロゼワインは途切れることがありません。デザートもたいらげ、満腹になった我々はリバプール対アーセナルをテレビ観戦して、楽しいディナーの締めくくりにしました。

クリスマス当日のディナーも楽しみですが、少々残念なのは、この夜は手作りではなく、街のレストランに出かける予定であること。レストランのほうが豪華な食事にはなりますが、家族の手作りにはかないません。

それでは皆さんも、楽しいクリスマスを過ごされますように。そして良いお年をお迎えください。

投稿者 steve : 20:51

2009年12月08日

イングランドはすでに準決勝に照準?!

12月4日、南アフリカのケープタウンで、ワールドカップ本戦の組み合わせ抽選が行なわれました。この日以来、ロンドンでは誰もが、イングランドの準決勝進出は間違いなしと見ています。

うまく行けば、イングランドは準決勝でブラジルと対戦します。その勝者が7月11日の決勝で、スペインと対戦することになる、というのがロンドンのフットボールファンとメディアの予想です。

ずいぶん楽天的な予想だと思うのですが、ワールドカップ予選、2008年ユーロと善戦してきたことにイングランドは自信を持っているようです。ただし、本当に実力があるなら、ユーロでも優勝できたでしょうし、WC予選も無敗を守り切れたのではないかと言いたいところ。ですがスコットランド人の私が言っても「負け惜しみ」としか思われないでしょう。悔しい話です。

グループリーグはアメリカ、アルジェリア、スロベニアと同組。これは確かに楽勝を予想させる顔ぶれ。しかし、サッカーは何が起こるかわからない。浮かれてばかりはいられませんし、その点は名将ファビオ・カペッロがチームのムードを引き締めていくはずです。

ところで、ドローも試合も、さらに臨場感あふれる映像で見ることができるのをご存じですか? 南アW杯にソニーの次世代型テクノロジー「3D」がいよいよ登場します。この大会の最大25試合を「3D」によるブロードキャスティングが決定していますが、「3D」の映像は本当にスタジアムで観ているかのようです。遠いアフリカで行なわれている試合が、本当に目の前で行なわれているかのような臨場感が味わえます。試合はもちろんですが、私は3Dのデビューも本当に待ち遠しいです。

投稿者 steve : 15:33