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2006年04月07日
帰国の日がやってきました・・・
50日ぶりの日本。今日はまず何を食べようか考えています。桜もまだ咲いているようでほっとしました。
一昨日の試合で全試合の撮影が終了しました。今回のヨーロッパの駐在は僕にとって2回目で、滞在期間は7週間。全体的に見ると最初の1か月がすごく忙しい日々でした。訪れた都市は全部で17都市、そのうち初めての街が11都市。無事その街に着いて撮影ができるかどうか心配な時もありましたが、大きなトラブルもなく、全行程を終えることができました。
サッカーで一番印象に残っているのは、フランス マルセイユのサポーターのリーダーの青年。すごくカリスマ性があり、彼は終始マイクスピーカーで叫びサポーター全員をリードしていました。ヨーロッパには本当にサッカーが根付いています。みんな週末にサッカーの試合を観ることを楽しみにしています。選手たちの“ホームゲームでは絶対に負けられない”というプレッシャーも相当なもの。スタジアムが満員の試合も多かったです。日本のサッカーリーグもいつかこうなるといいですね。
サッカー以外で一番印象に残ったことはトリノオリンピックの直前にメダル候補のイタリア人女性スキー選手が“私はママになるからオリンピックは辞退します”という発言をしたことです。日本では考えられないというか大騒動になりますよね。ところがイタリア国内ではそれほど騒ぎにはならなかった。もっとびっくりしたのが、彼女の親戚のフィギュアスケートの選手が“あたしが彼女の分も頑張るから大丈夫!”という切り返しの発言。すごい。国のためより自分の生活を大切にするこの選手に対して“子供を授かったんだね。おめでとう。”と言える余裕がイタリアにはあります。これはカルチャーショックでした。
サッカーを通じていろいろな街でいろいろな人に出会いました。お喋り好きなイタリア人フォトグラファー、ロンドンでいろいろ親切に教えてくれたイギリス人、店の前を通るといつも笑顔で挨拶してくれるホテル近くの美容師のおじさん、ACミランファンのコインランドリーの店員、スタジアムであったサッカーファンの日本人の人たち、列車で移動中にいろいろ話したおじさんたち。たくさんの人が良くしてくれたおかげで良い思い出もできました。でもいいことばかりではなく、人種差別的な態度をとられ、すごく嫌な思いもした。でもここはヨーロッパ。僕は日本人というよりアジア人のひとり。人種差別は良くないですが、アジア人が嫌いな人もいるでしょう。
スリの現場にも遭遇しました。僕はまだ被害に遭っていませんが、スリはやっぱり身近にいるんだなと改めて実感しました。
慣れないヨーロッパで多くの人に助けられました。人と人とのつながりの大切さを感じました。いつもチケットをお願いしている旅行代理店の人、ホテルのフロントの人、フォトグラファー仲間の人たち、それから試合の申請をしてくれる編集部の人etc. 僕のこの仕事はサッカー選手、そして彼らのプレーが見たいというサッカーファン、読者がいて初めて成り立つ仕事です。このすべての人たちにこの場を借りて感謝いたします。最後にこのブログを1回でも読んでくれた方、感想を寄せてくれた方、ありがとうございました。この後は小倉カメラマンが引き続き駐在をします。楽しみにしていてくださいね。
投稿者 wsdnet : 2006年04月07日 14:23


50日ぶりの日本。今日はまず何を食べようか考えています。桜もまだ咲いているようでほっとしました。