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2005年11月21日

カディスの赤い行列

 きのうはカディス対バレンシアの撮影でカディスへ。
 マドリッドからセビージャまでAVEで2時間半。列車を乗り換えさらに1時間40分。待ち合わせ時間を入れると5時間の長旅でやっとカディスに到着。

cadiz996.jpg現在駅舎を改修中のため、ここが駅の臨時の出口。周りには何も無く駅を出た瞬間途方に暮れる。
cadiz3.jpg本来は駅を出るとこのセビージャ広場に出るはず。この広場が出口からまったく見えなかったのがつまづきの始まり。

 国鉄カディス駅を出て5分ほど歩くと旧市街に入ります。
 今日のホテルは駅からほぼ1本道。1キロというから10分ほどで着くだろうと思っていたのに、旧市街に入るとHPからダウンロードした地図がかなりの略図である事が判明。細い通りがやたらと交差していて、今自分がどこにいるのかまったくわからず。困った。

cadiz97.jpgこのサン・ファン・デ・ディオス広場を出発点にすると、旧市街の道もわかりやすいです。ただし地図を持っていれば。駅からセビージャ広場に出て、左斜め奥に入っていくとこの広場に出ます。探していたホテルもこの広場から1本道。ただし通りの名前は3回変わっていました。そんなの地図には載ってなかったし…。試合後に撮影したため夜景です。
cadiz4.jpgこれはサンフランシスコ広場にあるサンフランシスコ教会。この時はまだホテルが見つからずかなり心細い状態。それでもとりあえず写真を撮る健気なカメラマン。地図を見ると旧市街だけでカテドラル含め14の教会があります。

 結局30分くらいあるいてやっとホテルに到着。ちっちゃいけどきれいでなかなかおしゃれなホテルです。

cadiz6.jpgホテルの看板はこんな可愛いのが一つ出てるだけ。大きさは30センチ×20センチくらいののちっちゃいものです。着いてみてわかりましたが一度通り過ぎてました。これは見逃しても仕方ないです。ちょっとおしゃれ過ぎ。
cadiz7.jpgそして私の部屋は「ディエゴ・ムニョス・トレノ」。部屋番号じゃなくて部屋名。ディエゴ・ムニョスって誰?

 フロントのアルベルトによると、スタジアムにはバスで行くのが一番便利とか。とりあえずキックオフまで時間があるので、地図をもらってちょっと街を歩いてみる事にしました。地図無しで出かけたらおそらく私は二度とここには戻ってこられないでしょう。

cadiz995.jpg夕べ泊まったホテルのフロントマン、アルベルト。今回会ったスペイン人の中で一番流暢な英語を話す人。いい奴でした。
cadiz92.jpg街の通りは全部このくらいの広さ。日曜日でお店が閉まっているにもかかわらず、人が大勢歩いていますね。迷路みたいな道じゃなくて、地図さえあればとても歩きやすい街です。
cadiz9.jpg細い通りにもカフェが何軒もありますが、広場に出るとこんなオープンカフェやレストランが。カディスは魚介類がおいしいらしいですよー。
cadiz991.jpgかなり大きくて立派なカテドラル。残念ながら時間が無くまたもや中には入れず。駅から徒歩10分ほどです。大西洋に面した海岸通り沿いに建っています。
cadiz91.jpgトペテ広場にある郵便局。新しそうな建物ですがすっかり街に溶け込んでいます。カテドラルからトペテ広場に出る通りが、一番にぎやかな通りのようです。通りの両側にはいろいろなお店が並んでいます。ここはとても古い街のはずなのに、街の雰囲気はとてもおしゃれです。

 こんなアンダルシアの端っこなのに、この街には観光客が非常に多いです。マドリッド以外でアメリカ人の団体を見たのはカディスが初めて。
 
 そろそろ撮影に出かけようと、また地図を片手にバス乗り場へ。アルベルトの説明は非常に正確でバス乗り場も一発でわかりました。
 バスの運転手さんに「このバスはラモン・デ・カランサに行きますか?」と念のために確認。覚えたてですが、その国の言葉がちゃんと通じるとすごくうれしいです。

cadiz93.jpgラモン・デ・カランサのすぐ前に止まる1番のバス。スペイン広場(Plaza de Espana)が始発で駅前を通り、新市街にあるスタジアムまで行きます。スタジアムまでの所要時間は約15分。料金は85セント。

 バスは旧市街から新市街に入って行き、スタジアム前のバス停で停車します。旧市街から来ると道の反対側、左手のちょっと奥にスタジアムが見えます。

cadiz997.jpgカディスのホームスタジアム、エスタディオ・ラモン・デ・カランサ。スタジアムをチームカラーに塗っちゃったんですね。なんか可愛らしい感じです。新市街にあるので旧市街の地図には載っていません。駅からは旧市街と反対方向になります。

 参考のため帰りは近郊電車を利用して帰りました。
 カディス駅からは、Jerez de la Frontere行きに乗り、3つ目のEstadio下車。地上に出るとスタジアムは目の前です。料金は1.15ユーロ。

cadiz96.jpg近郊電車の駅はバス停と反対側、スタジアムの裏にあります。電車は地下を走っていて、地上に出るとスタジアムは目の前。ただし本数は少ないので、時刻表を確認したほうが良いと思います。1時間以上待たされる時間帯もあります。
cadiz998.jpgカディス駅構内の列車乗り場。近郊電車のホームだけ改札口があります。画面の右端にある券売機で切符が買えます。

 この街は夜になっても人がたくさん歩いていて、危なそうな雰囲気はまったくありません。普通路地には近づくなと言いますけどここには路地しかないし、どの通りにもカフェやバルがあって夜でも明るいです。
 夕飯を食って夜景でも撮ろうとカメラを持って出かけました。そこでちょっとすごいものを見たんです。

 人だかりがしているので見に行くと、それは総勢100人ほどの大行列。牧師さんやら普通の人やら、聖歌隊のような格好をした少年少女たちがみな長~いローソクを持って歩いています。

cadiz99.jpgイエス様が乗ったみこしを先導する少年少女たち。

 そしてメインはイエス様の乗った大きなみこし(?)。ちょっと進んでは立ち止まり、また進んでは立ち止まり、ゆっくりと行列は進んでいきます。
 とにかく細い路地なので、道幅いっぱいいっぱい。見物人は路地が交差するところからしか見ることはできません。

cadiz98.jpg今夜の主役イエス様。四隅の男性が担いでいるように見えますが、実は見越しの下から足が見えてます。中にはおそらく20人以上の人がいるはず。細い路地しかないので、道を曲がるのがもう大変。

 とても厳粛は雰囲気を想像するかも知れませんが、みこしの後ろにいる総勢60名のブラスバンドがやたらとドラマチックな音楽を演奏するので、見るほうもなにかワクワクするような盛り上がった行列でした。

 ホテルに帰り、さっそく行列のことを聞いてみました。アルベルトは帰ってしまって今度はもっと若いお兄ちゃん。
 「あーそれはね、プロセッションだよ。」
 おープロセッション。何か宗教の儀式っぽいぞ。そうかプロセッションか。
 さっそく部屋に帰ってWeb辞書で調べてみたところ、PROCESSION=行列…。

 今朝チェックアウトの時アルベルトに聞いてみると、そんなもの知らないと。知らないの?本当に?他のスタッフにも聞いていましたが、皆知らないみたいです。
 夕べ出くわした時はカディスのすごいイベントを見ちゃったと思っていたのに、誰も知らないんだ。そうなんだ。

cadiz994.jpgカディスの旧市街はこんな風。ランドマークが無いので地図無しでは自分がどこにいるのかわからなくなります。すべての通りに名前が付いているので、地図さえあればすごく歩きやすい街です。

 もっとゆっくりしたかったなー。マリスコのおいしいレストランにも行きたかったし。スペインにはいい街がまだまだたくさんあるんだろうなー。


投稿者 wsdnet : 2005年11月21日 04:32