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2005年11月19日
マドリッドってそんなに危険なところなの?
駐在先がマドリッドに決まったと聞いた時は、正直かなりビビりました。どのガイドブックを見てもマドリッドは危険だって書いてあるし、最近では首を絞めたりビニール袋を頭に被せたりして気絶させてから所持品を奪うという荒っぽい強盗事件が多発しているらしいではないですか。
そんな心配とともに始まったマドリッドの駐在ですが、ここに来てもうすぐ1ヶ月、幸いスリに財布を盗られることも無く、危険な目にも遭わず、今日まで無事に滞在を続けています。だからと言って被害に遭われる方がいる以上、マドリッドが安全な場所とはやはり言えないのでしょうね。
アトーチャ駅近辺は首絞め強盗が多発している場所のひとつ。こういった危険な場所で、大荷物を持ってガイドブックを片手に歩きまわるなどというのは、強盗に私を襲ってくださいと言っているようなものです。
これまで20年ほど海外取材を続けていますが、過去に一度だけスリの被害に遭った事があります。手口を知っておけば対処できることもあるかもしれませんから、ぜひ参考にしてください。
場所はパリの地下鉄。その日はサン・ドニで日本代表の試合があり、日本人は北駅で乗り換えるとスリはわかっていたはず。完全に狙い撃ちです。
パリの地下鉄もハンドルを操作してドアを開けるタイプなのですが、北駅に着いたのに出口を塞いでいる奴がいてドアを開けることができません。ここで乗り換えなければいけないのでちょっと慌てました。
すると突然足首をつかまれました。下を見ると足元にカードが10枚ほどばら撒かれていて、踏まれないようにと私の足をつかんでカードを拾おうとしている奴がいました。
降りなければいけないのにドアは開かないし足元はとんでもない事になっているし、もうどうしたらいいのと身動きが取れなくなっている間に、3人目の仲間が私の尻ポケットから小銭入れを持っていったというわけです。
結局北駅で降り、今のはちょっと変だと思って持ち物を調べて初めて盗られた事に気付きました。奴らはさっきの地下鉄に乗ったまま行ってしまいました。私が降りられるようなタイミングできちんと仕事を終わらせたということです。
パンツなら前ポケットが鉄則。その日はなるべく手荷物を少なくしようとしたため、もう前ポケットはすでに一杯でした。しかたなく、盗られても仕方無いくらいの気持ちで小銭入れを尻ポケットに入れたんです。そうしたら本当にそれを持っていかれました。冬だったのでお尻が隠れる長さの上着を着ていたのに、まったくわかりませんでした。
このように、仲間が注意を引きつけておいてその隙を狙うのが奴らの基本的な手口です。
それまでスリや強盗に遭った事は一度も無かったので、油断は禁物という勉強をしたと思えば安い授業料だったのかもしれません。
マドリッドでも地下鉄車内のスリが多発しています。スリだけではなく、停車している間に手荷物を引ったくって逃げるという手口もあるらしいので、ドア付近には立たないほうが良いようです。こんな風に空いている時は座っていたほうが安全です。空いているのに近くに寄ってくる奴がいたら、要注意ですよ。すぐに別の場所に移動しましょう。
エスカレーターもスリが頻繁に出没する場所です。特に昇りに多いようです。
あなたの前に立っているスリAが、エスカレーターを降りたところで急に立ち止まったとしましょう。行き場が無くなってちょっと慌てますよね。そうしてあなたの後ろにいるスリBがあなたにくっついて来て財布を狙うという仕組みです。これは実際に被害にあった友人から聞いた実話です。
エスカレーターに乗るときも注意してくださいね。前の奴が不自然な動きをしたら、とりあえず貴重品やお金の入ったポケットに自分の手を入れておきましょう。その心構えが大事です。そのようにしていたら、そこにスリの手が入ってきたというカメラマンの話を聞いたこともあります。
これからスペインに出かける予定がある方は、「外務省 海外安全ホームページ」をご覧になる事をお勧めします。TOPページから、欧州地域:スペインを選択し、そこから「安全対策基礎データ」に進むと、私達旅行者に参考になる情報がたくさんあります。
そのページにはサンチャゴ・ベルナベウも日本人の被害が多発している場所として掲載されています。
ここはベルナベウの正面にある地下鉄の入り口ですが、ここでは強盗の被害が多発しているようです。試合後地下鉄に乗ろうとして横のしげみに引きずりこまれた日本人を私は知っています。地下鉄に乗る場合は、もう一つの南側の入り口を利用しましょう。また試合終了後はあっという間に人がいなくなるので、早めに別の場所に移動したほうが安全です。
私の街歩きの基本は「手ぶら」です。荷物は極力少なくする。現金は必要なだけ持って、二つの前ポケットに分けて入れる。もし荷物が多くてバッグが必要な時でも、貴重品は絶対その中には入れない。パスポートはホテルに預け、カラーコピーしたものを携帯する。などが、私が日ごろ実践している自分なりの安全策です。
撮影の時は大きなカメラバッグを持っていて、これはもうどうやっても隠しようが無いのですが、強盗が私のことを貧乏なバックパッカーと思ってくれるのを期待するしかありません。
スポーツカメラマンは海外取材が多いので、被害に遭った仲間は大勢います。
撮影が終わった後強盗にカメラ一式と撮影済みフィルムを持って行かれた人、カメラを引ったくられ、泥棒が根負けしてカメラを放り出して逃げるまで走って追いかけた人、列車に乗っている時に「そこは私の席ではないですか?」と話しかけられ、気が付いたら網棚のカメラバッグが無くなっていた人、白タクに乗って身ぐるみはがされた人、ミョンドンでポン引きにだまされ数万円の飲み代を払わされた人、などなど。私にとってはどれも他人事とは思えません。ミョンドン事件は別。
マドリッドには日本人以外にもたくさんの観光客がいます。そのなかで何故日本人が狙われるのでしょうか。
一つに日本人は大金を持っているからだと思います。泥棒にしてみればはずれが少ないということでしょう。
もう一つ言えるのは、日本人は周囲への注意が足りないという事です。普段平和に暮らしている我々にとって、常に回りに気を付けながら行動するのはとても難しい事だと思います。
ホテルのロビーやホテル前の路上は置き引きや引ったくりの多い場所。チェックインやチェックアウトの際に床に荷物を置く場合は、両足の間に挟むなど注意を怠らないようにしましょう。タクシーに乗る時には、トランクに荷物を積む間道路に他の荷物を置かないようにしましょう。もしあなたが狙われていたら、目を離した瞬間にその荷物はなくなります。周りにおかしな奴がいないか注意することも必要です。
せっかくの楽しい旅行なんですから、嫌な犯罪に巻き込まれる事がないように、せめて対策だけは万全にして出かけたいものです。
大変怖い話ですが、強盗は一度獲物に目をつけるとチャンスが来るまでずっと後をつけて歩くそうです。その獲物が私やあなたではない事を祈ります。
投稿者 wsdnet : 2005年11月19日 01:31


アトーチャ駅近辺は首絞め強盗が多発している場所のひとつ。こういった危険な場所で、大荷物を持ってガイドブックを片手に歩きまわるなどというのは、強盗に私を襲ってくださいと言っているようなものです。
マドリッドでも地下鉄車内のスリが多発しています。スリだけではなく、停車している間に手荷物を引ったくって逃げるという手口もあるらしいので、ドア付近には立たないほうが良いようです。こんな風に空いている時は座っていたほうが安全です。空いているのに近くに寄ってくる奴がいたら、要注意ですよ。すぐに別の場所に移動しましょう。
エスカレーターに乗るときも注意してくださいね。前の奴が不自然な動きをしたら、とりあえず貴重品やお金の入ったポケットに自分の手を入れておきましょう。その心構えが大事です。そのようにしていたら、そこにスリの手が入ってきたというカメラマンの話を聞いたこともあります。
ここはベルナベウの正面にある地下鉄の入り口ですが、ここでは強盗の被害が多発しているようです。試合後地下鉄に乗ろうとして横のしげみに引きずりこまれた日本人を私は知っています。地下鉄に乗る場合は、もう一つの南側の入り口を利用しましょう。また試合終了後はあっという間に人がいなくなるので、早めに別の場所に移動したほうが安全です。
ホテルのロビーやホテル前の路上は置き引きや引ったくりの多い場所。チェックインやチェックアウトの際に床に荷物を置く場合は、両足の間に挟むなど注意を怠らないようにしましょう。タクシーに乗る時には、トランクに荷物を積む間道路に他の荷物を置かないようにしましょう。もしあなたが狙われていたら、目を離した瞬間にその荷物はなくなります。周りにおかしな奴がいないか注意することも必要です。