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2005年11月09日
美術館に行くといつもどっと疲れてしまうのは何故だろう
今週はカップ戦がないので、土曜日のワールドカップ予選プレーオフまで撮影がありません。この休みに気合を入れてマドリッド観光をしようと思い、まずはプラド美術館に行ってまいりました。
プラド美術館は、地下鉄5号線バンコ・デ・エスパーニャ駅からプラド通りを通って徒歩10分弱。地下鉄1号線アトーチャ駅との中間あたりにあります。改札を出るとすぐに案内表示があるのでわかりやすいです。
プラド美術館のコレクションはスペイン画派を中心に、ルーベンスをはじめとしたフランドル絵画やイタリアのヴェネチア画派など、私の好きな絵画ばかりです。エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケスなどまだ見たことのない画家たちのコレクションもあり、とにかく時間を気にしなくていい時に訪ねてみたい場所のひとつでした。
プラド美術館、国立ソフィア王妃芸術センター、ティッセン・ボルネミッサ美術館はマドリッド三大美術館と言われ、特にプラド美術館は世界三大美術館のひとつに数えられています。ここが建物の正面のベラスケス門。一般の入り口は左右の2か所にあります。フラッシュを使わなければ、館内の絵画の写真撮影はOKです。
入館したあとはまずブックショップに行き、日本語のガイドブックを購入。最新版館内図付きとありましたが、絵画の配置は頻繁に変わるらしく、対応していないものもありました。また残念ながら展示室が閉鎖されていて、見られなかった絵もありました。
ブックショップは1階、ベラスケス門の横にあります。
私はここで日本語のガイドブックを買いました。ガイドブックを参考にしながら館内を回るのもいいのではと思います。プラド美術館には日本語の音声ガイドはありません。
絵画というのはまったく趣味と感性のものですから、世間では最高傑作と言われていてもある人にとってみたら何の価値もないものかも知れないし、あるいは何の興味もないものかも知れません。ですからここでは有名な絵や特に印象に残った絵を何点か紹介するにとどめておきます。
一般的な評価については、今日購入した「プラド美術館名画百選」を参考にさせていただきました。
ラファエロ 「枢機卿の肖像」 肖像画は私の好きな絵画のひとつです。写真でこれだけのポートレートが撮れるのかといつも自問自答します。私には撮れません。撮れませんがいつかは撮りたいと思います。ラファエロの肖像画のなかでも傑作に数えられる作品。
ヴェラスケス 「ラス・メニーナス」正式な題名は「フェリペ4世の家族」 世界絵画史上に名を残す1枚、バロック絵画の代表作、スペイン絵画の最高傑作、プラドの至宝、など様々に賞賛される有名な作品。さすがにこの絵には常に人だかりがしていました。解説を見ないと一目見ただけでは理解できない作品です。
ゴヤ 「着衣のマハ」と「裸のマハ」 これは美術の教科書にも載っている有名な作品ですね。数ある作品のなかで何故これが教科書の載っていたんでしょうか。宗教画以外の裸、ましてやヘアヌードなんて、発表当時はとんでもないスキャンダルだったらしく、ゴヤは異端審問所に召還されました。その記録からモデルとなった女性の名前が切り取られた、「裸のマハ」は「着衣のマハ」の下に隠してあった、実は首が挿げ替えられている、など逸話や謎の多い作品。
ムリーリョ 「聖ベルナルドゥスに顕現する聖母」(部分) ムリーリョの描く聖母マリアは人間的で若々しくて可愛らしいです。「無原罪の御宿り」は2パターンあるのでしょうか?展示されていたのはガイドブックに載っている絵とは違うものでした。ガイドブックに載っているほうのマリアは実に魅力的で素敵なんです。そっちの実物を見たかったなあ。私の鑑賞の視点は、だいだいこんなところにあるんです。
さて、ひと通り見終わったらカフェでひと休みしましょう。ここは美術館のカフェらしくなく、気取っていないごくごく普通のカフェです。
カフェはムリーリョ門側の地下、かなり奥まったところにあります。立ち飲みのカウンターの他にテーブル席もあります。館内で喫煙できるのはこのコーヒーショップのカウンターだけです。
ひと休みしたら最後はお土産ですね。ギフトショップもちゃんとありましたよ。
こちらはブックショップの一角。絵葉書は美術館のおみやげの定番ですね。お気に入りの絵があったら思い出として買って帰りましょう。本当は複製画がほしかったんですけどちょっと大きすぎますからね。
こちらはギフトショップ。ブックショップと同じフロアで、ベラスケス門を挟んで反対側にあります。ここにはプラド美術館オリジナルグッズが置かれています。ちょっと洒落たものを探している方はこちらものぞいてみたらいかがでしょうか。
最後にひとつ、余計なお世話かも知れませんが忠告させていただきます。
入館してすぐのところにインフォメーションデスクがあって、「ミュージアム・プラン」という館内の地図が置いてあります。この地図を持って、見学したところにチェックをつけてから次の部屋に進まれるのがよい方法かと思います。私はそうしなかったために何度か迷いました。
プラド美術館の展示室は4フロアで94室。保有する作品は絵画だけでも8000点以上と言われています。美術館として建てられたものではないため少々歩きづらいことも確かですが、それは決してプラド美術館の素晴らしさを損なうものではありません。ですが迷いたくはないですよね。
ルーブル、ウフィッツィ、バチカン、ロンドンのナショナルギャラリーなど、行く先々で時間を見つけては美術館を訪ねてきました。
私にとって美術館はかなり疲れる場所なんです。変ですかね。これは決して立ちっぱなしだからというだけではないような気がするんです。思うに絵の持っているエネルギーと言うかオーラと言うか、そんなものにやられてしまうような気がするんです。私は「絵にあたる」って言っているんですけど。湯あたりみたいなもんですかね。
今日も結構ぐったりしましたよ。なにしろ今日は館内滞在6時間の自己最長記録を作ってしまいましたから。
投稿者 wsdnet : 2005年11月09日 09:29


プラド美術館は、地下鉄5号線バンコ・デ・エスパーニャ駅からプラド通りを通って徒歩10分弱。地下鉄1号線アトーチャ駅との中間あたりにあります。改札を出るとすぐに案内表示があるのでわかりやすいです。
プラド美術館、国立ソフィア王妃芸術センター、ティッセン・ボルネミッサ美術館はマドリッド三大美術館と言われ、特にプラド美術館は世界三大美術館のひとつに数えられています。ここが建物の正面のベラスケス門。一般の入り口は左右の2か所にあります。フラッシュを使わなければ、館内の絵画の写真撮影はOKです。
ブックショップは1階、ベラスケス門の横にあります。
私はここで日本語のガイドブックを買いました。ガイドブックを参考にしながら館内を回るのもいいのではと思います。プラド美術館には日本語の音声ガイドはありません。
ラファエロ 「枢機卿の肖像」 肖像画は私の好きな絵画のひとつです。写真でこれだけのポートレートが撮れるのかといつも自問自答します。私には撮れません。撮れませんがいつかは撮りたいと思います。ラファエロの肖像画のなかでも傑作に数えられる作品。
ヴェラスケス 「ラス・メニーナス」正式な題名は「フェリペ4世の家族」 世界絵画史上に名を残す1枚、バロック絵画の代表作、スペイン絵画の最高傑作、プラドの至宝、など様々に賞賛される有名な作品。さすがにこの絵には常に人だかりがしていました。解説を見ないと一目見ただけでは理解できない作品です。
ゴヤ 「着衣のマハ」と「裸のマハ」 これは美術の教科書にも載っている有名な作品ですね。数ある作品のなかで何故これが教科書の載っていたんでしょうか。宗教画以外の裸、ましてやヘアヌードなんて、発表当時はとんでもないスキャンダルだったらしく、ゴヤは異端審問所に召還されました。その記録からモデルとなった女性の名前が切り取られた、「裸のマハ」は「着衣のマハ」の下に隠してあった、実は首が挿げ替えられている、など逸話や謎の多い作品。
ムリーリョ 「聖ベルナルドゥスに顕現する聖母」(部分) ムリーリョの描く聖母マリアは人間的で若々しくて可愛らしいです。「無原罪の御宿り」は2パターンあるのでしょうか?展示されていたのはガイドブックに載っている絵とは違うものでした。ガイドブックに載っているほうのマリアは実に魅力的で素敵なんです。そっちの実物を見たかったなあ。私の鑑賞の視点は、だいだいこんなところにあるんです。
カフェはムリーリョ門側の地下、かなり奥まったところにあります。立ち飲みのカウンターの他にテーブル席もあります。館内で喫煙できるのはこのコーヒーショップのカウンターだけです。
こちらはブックショップの一角。絵葉書は美術館のおみやげの定番ですね。お気に入りの絵があったら思い出として買って帰りましょう。本当は複製画がほしかったんですけどちょっと大きすぎますからね。
こちらはギフトショップ。ブックショップと同じフロアで、ベラスケス門を挟んで反対側にあります。ここにはプラド美術館オリジナルグッズが置かれています。ちょっと洒落たものを探している方はこちらものぞいてみたらいかがでしょうか。
プラド美術館の展示室は4フロアで94室。保有する作品は絵画だけでも8000点以上と言われています。美術館として建てられたものではないため少々歩きづらいことも確かですが、それは決してプラド美術館の素晴らしさを損なうものではありません。ですが迷いたくはないですよね。