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2005年10月27日
せっかくミラノに来たのに何で鍋焼きうどん?
これは昨晩の続きのお話。
インテル対ローマの撮影が終わり、またトラムに乗ってデ・アンジェリに帰ってきました。実はこちらに来てから風邪を引いてしまって、体調があまり良くないんです。食欲もあまりないし。普段の私の食べっぷりを知っている人が聞いたら、そんなに悪いの?と心配してくれるか、まったく信用しないか、どちらかだと思いますけど。
でも何か食べないと風邪薬も飲めないしと思い、ホテルに帰る途中にある日本食屋に行きました。ここ、知り合いの日本人カメラマンの間では、「怪しい日本食屋」で通っているとこなんです。
何が怪しいかというと、まず経営者を筆頭に店員さんはみな中国の人です。日本語のメニューはありますが、日本語はまったく通じません。
次にお店の名前が「望江」WANG JIANGですから。何となく意味はわかりますが、こんな日本語ないです。もしあったらすみません。
看板の照明さえピンクでなんだか怪しい望江。店員さんたちは、中国の人というだけで全然怪しくありません。日本人だからといって意地悪もされないです。
メニューはお寿司とか天ぷらとかおそばとか、値段も手頃なんですけど普段は行きません。
何か温まる物をと思って鍋焼きうどんを注文。品物が来たとたんに条件反射のように割り箸を割って卵をぐちゃぐちゃにかき回してしまい(太一派)、すっかり食いかけのようになってしまったので写真はあきらめ、稲庭うどんのような細めの丸い麺を、「鍋焼きうどんには違うだろう」などと思いながら、鼻水をたらして黙々と食べました。駐在の孤独を感じるのはこんな時です。
食べ終わってレジに行くと、女将さんが私のカメラバッグを指差して何か一生懸命言っているではありませんか。
「私はイタリア語を理解できません」(このフレーズは一番良く使うのでスラスラ出てきます。)と言っているのに女将さんはイタリア語とジェスチャーをやめないのでよーく見ると、どうやら「山登り?」と言っているみたいなんです。
この瞬間、なぜ私がイタリアで怖い目に遭わないのか、なぜミラノやローマの駅で「安いホテルあるよ」と声を掛けられるのか理解できました。他人にはそんな風に見えていたのかと…。
「私はカメラマンです。今夜の試合。サン・シーロ。インテルとローマ。写真写真」私のイタリア語を日本語に訳すとこんな感じですかね。ちゃんと通じました。イタリアに来たら、みなさんも恥ずかしがらずにイタリア語を話してみましょうね。結構通じるもんです。
そうしたら女将さんはレジの横にある写真を指差し、どうだと言わんばかりの自慢気な顔。なんとそこにはマルディーニが女将さんと写っているではありませんか。
「マルディーニ?」「スィー!」
喜んでポーズを取る女将さんと嫌がる店員さんを並べて記念撮影。右にある写真にはマルディーニの姿が…。
あーマルディーニ、あなたほどの人が何でこの店に。ミラノには他においしい日本食レストランがいくらでもあるでしょうに。お願いだからこれを正しい日本料理だと思わないでください。
そんなわけで、私は特にこのお店をお勧めはしません。ただ夜遅くまでやっているので、ナイトゲームの後でもご飯が食べられます。
夜サン・シーロで試合を観て、たまたまデ・アンジェリでトラムを降りて、寒くて何か暖かいものが食べたいと思ったと、そこまで条件がそろえば行ってみてもいいです。
トラムを降りて角を右に曲がってまっすぐ歩いていくと、看板のイルミネーションもピンクで怪しいのですぐにわかります。
これが私の商売道具。カメラをはじめ撮影機材が全部入っています。かなり重いので、タクシーの運転手も持ち上げようとして途中であきらめます。
投稿者 wsdnet : 2005年10月27日 00:54


看板の照明さえピンクでなんだか怪しい望江。店員さんたちは、中国の人というだけで全然怪しくありません。日本人だからといって意地悪もされないです。
喜んでポーズを取る女将さんと嫌がる店員さんを並べて記念撮影。右にある写真にはマルディーニの姿が…。
これが私の商売道具。カメラをはじめ撮影機材が全部入っています。かなり重いので、タクシーの運転手も持ち上げようとして途中であきらめます。