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2008年03月06日

オーセンと選手着用ジャージの違いって?

Q:オーセンティックジャージは選手が着用している物と「ほぼ同じ」と言われています。では具体的にはどこが違うのでしょうか。その違う部分を写真でも見せていただければうれしいです。
KAZUSAさんからの質問

A:KAZUSA様、はじめまして。よろしくお願い致します。

さてご質問いただきました「オーセンティック・ジャージと実使用ジャージ(選手支給用ジャージ)はどう違うのか?」ということについてですが、「authentic」を辞書で調べますと「真正の」「本物の」と書かれております(研究社「新英和中辞典」より引用)。
この言葉をそのまま受け止めると、オーセンティック・ジャージは「本物」ということになってしまいますが、実際には選手に支給される「本物」とは異なる物です。

それではオーセンティック・ジャージと実使用ジャージの相違点について、いくつかの写真と例を挙げてご説明させていただきたいと思います。

まずジャージを手にとって比べると厚みや手触りに差があります。またクールベース・ジャージが登場する前までは、季節によって薄手の手触りがつるりとした素材を用いたジャージを使用していたチームもあります。

写真1・胸ロゴ.JPG

この写真は1996年のドジャースのオーセンティック・ジャージと、同年の選手用ジャージを並べた物です(写真上がオーセンティック・ジャージ、下が選手用ジャージ)。
写真ですとちょっと分かりにくいかもしれませんが、ジャージの生地、胸のロゴの生地が違っているのがお分かりいただけるかと思います。
特にこの時期のドジャースのジャージは胸ロゴの白と青の境の糸が、オーセンティック・ジャージの方は青い糸、選手用ジャージの方は黒い糸で縫製されているため、見た目の印象も随分違います。

写真2・襟タグ.JPG

またこの写真のようにオーセンティック・ジャージには付いている襟タグが選手用ジャージにはありません。

次にタグやサイズ展開がオーセンティック・ジャージと実使用ジャージでは異なります。

写真3・ウォッシュタグ.JPG

現在メジャーリーグ全30球団にMajestic社がジャージを供給しております。
Majestic社のジャージでは、一般的にオーセンティック・ジャージと実使用ジャージを見分けるひとつの手立てとして、この写真のように左脇の内側に付いているウォッシュタグの番号を見ます。
左が選手用で「0062」、右がオーセンティック・ジャージで「6200」となっています。
が、ただしこれはあくまでひとつの手立てで絶対ではないようです。

写真4・IDタグ.JPG
写真5・フラッグタグ.JPG

また球団によって異なりますが、この2枚の写真のようにIDタグやフラッグタグを縫い付けるなどして、各選手にジャージを支給しています。

写真上の「07 46 S2」は左から「2007年、サイズ46インチ、セット2」を意味しています。
ちなみにオーセンティック・ジャージは4インチ刻みで製造販売されている為、44インチの次は48インチとなり、このタグのように46インチというサイズは市販には存在しません。

写真下の「48」のタグと共に縫い付けられている「+3” body」というフラッグタグは、採寸の際に選手のサイズやリクエストに合わせて、通常の48インチのジャージ丈に加えて3インチ長く作られているという意味です。
この球団はこれらのタグの他にもIDタグが内側に縫い付けられています。

これらのタグは襟やジャージの内側などに縫い付けられている場合もあり、どのタグをどの位置に縫い付けるかは球団によって異なってきます。

ざっと挙げるだけでも、オーセンティック・ジャージと選手用とではこれだけの違いがあります。

ただしオーセンティック・ジャージにタグを精巧に縫い付けた偽物の実使用ジャージがたくさん存在するという現実もありますので、これだけがすべてではないということも併せてご理解いただければと思います。

それから「百聞は一見に如かず」と言いますので、まずは安い物でも選手用を手にしてみるのが一番違いを実感できるのではないかと私は思います。

投稿者 yamamoto : 2008年03月06日 13:32