2009年10月16日

カットサインカード

Q:こんにちは、いつも参考にさせていただいております。今回は最近のカードBOX等に封入されているカットサインカードについて山本様に意見をお聞きしたく質問いたしました。昔にサインされたカード、ポスターなどをカットしてそれをカードにしたものをシリーズごとのBOXに1of1とか希少価値を高めるかのような形で封入されていることが最近増えてきたような気がします。私は昔の文化、歴史を感じる昔のサインカードを無残にカットしてしまい、当時のままのカードの現存数をさらに少なくしてしまうのが非常に残念で仕方ありません。既に他界されてしまった名選手のサインは二度と増えることはありません。これもコレクションの宿命なのでしょうか?
PRIORさんからの質問


A:PRIOR様、よろしくお願い致します。
さて「最近のカードBOX等に封入されているカットサインカードについて山本様に意見をお聞きしたく質問いたしました」ということですが……正直このことに関しては私も考えるところがあります。
PRIOR様のおっしゃりたいことはよく分かりますし、私もどちらかというと同じ考えを持っております。
これはサインカードだけに限らず、ジャージカードやバットカード等にも言えることです。
「おいおい、なんで切っちゃうんだよ」っていう。
しかし一方ではそういうカードを作るということによって、コレクターの手に渡るチャンスを作り出しているという側面もございます。
コレクターの皆様にはそれぞれの考え方があることと思いますので、どちらが正しいのか? は一概には言えませんし、ある意味どちらも正しいと言えます。
ただ私がどちらの立場なのかと問われると、これは私の考えですがあくまで現物にこだわります。
それでは、PRIOR様が疑問に思われる様にこれらはコレクションの宿命なのでしょうか?
あえて言うなら、こういったカードが考案された時点でカードは究極にまで行ってしまった、と言えるのではないでしょうか。
それは「宿命」というより「流れ」と言った方がぴったりくるような気がします。
今のカード市場は、言ってみれば「材料出つくし」です。
そうなると益々この流れは止まらないでしょう。
既存のコレクションではなく、新しいコレクション(?)の形としてこれらのカードを受け入れていく方向がずっと続くのか? それとも一時の流行で新しい価値観が生まれ市場の流れが変わるのか?
これから先どちらの道に進むにせよ、数年後もコレクターにとって楽しい市場であって欲しい、そう願っております。

さて最後に私事ですが、しばらくの間このコーナーをお休みさせて頂きます。
それは業務の都合上、今後回答に時間がかかってしまうという物理的な事情もございますが、このコーナーがより良いものであるために必要なお休みだと考えております。
云わばリセットとかけじめみたいなものです。
ただできるだけ早く再開したいと考えておりますので、しばしお時間をいただければ幸いです。
それでは。

投稿者 yamamoto : 20:54

2009年09月25日

実使用ユニフォームについて

Q:はじめまして。初めて質問致します。MLBの実使用ユニフォームの9割以上の正面左下部分に「Authentic」と記載されているタグが付いていますが、これって選手が実際に試合で使っているものにも付いているのですか?あの位置に付いていれば、試合の写真などにも写る時もあると思いますが、今まで一回も写ったものを見たことが無いため、大手の証明書が付いていて実使用に間違いないと思いますが、どうしても疑問に思ってしまいます。当方MLB関係の物はまだ所有していなく、初歩的な質問ですが、ご返答よろしくお願いします。
DRAGONS2000さんからの質問


A:DRAGONS2000様、はじめまして。
よろしくお願い致します。

さて「選手が実際に試合で使っているものにも付いているのですか?」ということですが、選手用の物にもタグは付いております。

タグは『月刊スラッガー』誌でもたまに写っておりますので、『月刊スラッガー』誌のバックナンバーをご参照下さい.

年度やチームによってはタグが左前裾の外ではなく内側に付いている場合もございます。

ご参考になりましたでしょうか?

ところでご質問とは関係ありませんが、DRAGONS2000様はニックネームからして中日ドラゴンズファンなのでしょうか?

実は私もドラゴンズファンです

以後お見知り置きを頂けますと幸いです。

投稿者 yamamoto : 09:29

2009年09月24日

ベースボールカード

Q:いつも楽しく拝見しています、ご丁寧な回答で大変わかり易く、趣味の収集に役立たせて頂いてます。今日はベースボールカードについて教えてください。たまに、ショップやネットで見掛けるのですが、普通のベースボールカードが縦長のケースに入り、カードの説明をしたカードやカードのランクを表したような紙を一緒に挟みこんだ物を見ます。カード自体は市販のカードと同じかと思います。どう違うのでしょうか。また、インサートサインカードでは無く、直接選手からもらったと思われるサインカードが、同じように説明書きが付いている物を見かけます。(PSA/DNA.CERTIFIEDの文字有り)、このような物はショップの証明書のような物なのでしょうか。しかし一般に多く出回って無いと言う事は、限られた会社しか作成出来ない物なのでしょうか。いくつかの似通った質問になてしましましたが、要点だけでも結構です、よろしくお願い致します。
にじお商店さんからの質問


A:にじお商店様、よろしくお願い致します。

さて「普通のベースボールカードが縦長のケースに入り、カードの説明をしたカードやカードのランクを表したような紙を一緒に挟みこんだ物を見ます~どう違うのでしょうか。」ということですが、文面から察するに、これはグレーディングカードのことでしょうか。

グレーディングカードはカードのコンディションを鑑定し、鑑定結果を印字したタグと共にカードを保護ケースに納めた物です(下記の写真をご参照下さい)。
グレーディングカード.jpg

鑑定会社としましてはBGSやPSA等がポピュラーです。

グレーディングをすることによって、カードを取引する際の価格がその評価によって変わってきます。

PSAを例にすると、「Gem Mt」が最高の状態で10という評価になります。「Gem Mt」とその次の「Mint」(評価は9)では、カードによっては取引価格に何倍もの差がついてしまいます。

特に大切にされているカードがございましたら、グレーディングをされるのも良いかもしれません。

次に「直接選手からもらったと思われるサインカードが、同じように説明書きが付いている物を見かけます。
このような物はショップの証明書のような物なのでしょうか」ということですが、これも上記のグレーディングカードと同じことで、鑑定会社がカードに書かれたサインを鑑定して、サインカードが本物であるという証明と共に保護ケースにカードを納めているということです。

ですのでショップの証明書とはちょっと意味合いが違います。

簡単に言うと両者ともカードの価値を高める為のものである、ということです。

ご参考になりますと幸いです。

投稿者 yamamoto : 19:40

2009年09月14日

サインボールの貴重性・価値・評価について

Q:こんにちは、山本様。いつも皆さんの新しい質問に丁寧に回答されていろいろ私なりに勉強させてもらっております。今回は以前から同じような質問をされていたこともありますがもう少し細かくお聞きしたく質問させていただきました。①過去の皆様のご質問の中で「MLBやNPBの公式球は皮ですので、どうしてもボールペンだとインクがとんだり、マジックだと滲んだりといったことが起こってしまいます。また年数が経ってくると脂も出てきたりするので、サインへの影響はある程度やむを得ないことだと思います。」と山本様が回答されておりましたが、例えば市場にほとんど流通されていない貴重なサインボールがあったと仮定しまして、上記のように長年の時の経過によりボールからの脂、サイン時の選手等の皮脂等でのサインの劣化、退色、滲みがでてしまった場合、ボールの価値(市場価格)、貴重性(存在数)はどのように変化していくのでしょうか? 光等インクの退色を早めてしまう人的影響は別として、ボール自体の性質からの影響(避けられないもの)は貴重性(存在数)自体は変わらないもののサイン時の状態からの変化をしてしまった物の市場価値(価格)は下がってしまうのでしょうか? ②同じ条件(選手・サイン時期等)での場合のサインの劣化がないもの、あるものとでは貴重性(存在数等からの貴重価値)はどのような関係になるのでしょうか? ③サインボールがだんだん滲んでしまっているボールの進行を止めるのは非常に難しいとおっしゃっていましたが、最終的にサインは滲み続けてどうなるのでしょうか? 字体が分からなくなるまで進行するのでしょうか? 私は市場価値だけを気にしてコレクションをしているわけではありませんが、コレクションをしていく上での一つのバロメータになっているのも事実です。ただ最近とても気に入っていた(個人的に愛着のある)サインボールが手に入れた時よりも滲み等が進行していてさみしく感じております・・・・これもコレクションの醍醐味と思いますが。宜しくお願い致します。
PRIORさんからの質問


A:PRIOR様、よろしくお願い致します。

さて「ボールの価値(市場価格)、貴重性(存在数)はどのように変化していくのでしょうか?」ということですが、文章を拝読している限り難しく考えすぎているのでは? という印象を受けます。

単純に存在個数の少ない物は高値で取引されます。

ボールやサインのコンディションの良い物には、状態が良ければ良いほど更に高値が付きます。

・・・・・・という実に単純な答えになってしまいます。

それは経年劣化であっても、PRIOR様のおっしゃる「人的影響」であっても同じ事です。

存在個数が少ない物、コンディションの良い物。

これが市場価格の基準です。

言い換えれば、「コンディションが良い物が貴重な(希少な)物」という言い方もできますが。

また「最終的にサインは滲み続けてどうなるのでしょうか?」ということですが、サインが薄くなる、または最悪消えるという答えになります。

お気に入りのサインボールのコンディションが悪くなっていくのは確かに悲しいですけれど、コレクションって飾って楽しむのも保存して楽しむ(?)のも、結局は「あーでもない、こーでもない」と考えたり、工夫したりするから楽しいのではないかと個人的には思います。

そこには「市場価値」以上に「自分の価値」が見出せるからです。

コレクションをやっていて悲観的なことばかりではないはずですので、前向きにコレクションを楽しんで下さい。

投稿者 yamamoto : 14:51

2009年09月03日

桑田選手のユニフォームについて

Q:はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。昨年知り合いから桑田選手のパイレーツ時代の本物のホーム用ジャージを譲り受けましたが、値段はともかくとして、このようなものは市場にあるものなのでしょうか。メジャー在籍期間は短く、桑田選手のメジャー時代のジャージが市場に出回ることは稀なのでしょうか。今現在ジャージにサインがありませんので、今度お会いした時にいただこうかなと思いますが、サインは前、後ろ、(背番号の中かそれ以外)どこにもらうことが好ましいでようか。勿論、自分がしてほしいところにもらうことが好ましいとは思いますが、山本さんでしたら、どうされますか。
よっちゃんさんからの質問


A:よっちゃん様、はじめまして。
よろしくお願い致します。

さて「桑田選手のメジャー時代のジャージが市場に出回ることは稀なのでしょうか」ということですが、よっちゃん様がおっしゃるとおり、桑田氏のパイレーツに在籍した期間は短かったですし、基本的に選手に支給されるジャージの枚数自体は限られておりますので、市場にそうたくさん出回る物ではございません。

個人的にも何枚か実際に市場で見かけたことはございますので、まったく出ないというわけでもございません。

どちらにしろ数は少ないですので、入手できてラッキーでしたね。

また「サインは前、後ろ、(背番号の中かそれ以外)どこにもらうことが好ましいでしょうか」ということですが、これはもう好みの問題ですね。どうしてもこの場所でないといけないということはございませんし。

ただ中途半端な部分にサインを貰うのはよくないと思います。

「山本さんでしたら、どうされますか」

私だったらですか?

私だったら、そうですね……ご本人に直接サインして貰えたらとってもうれしくなってジャージを飾ってしまいそうなので、できるだけ大きくサインして貰いたいですね。

なので背中の番号が縫い付けてある下の布の広い部分ですかねえ……。そこに貰えればネームと背番号、それからサインと順番に見えて飾り栄えがしそうです。

あくまでも私の個人的な好みですが。

投稿者 yamamoto : 17:06